風鈴の音が涼しげな二十四の瞳映画村。
8月30日まで 壺井栄文学館企画展「風鈴と言葉の涼展」開催中デス。
壺井栄文学館と映画村入口、そしてシネマの庵に行く途中に
風鈴が所狭しとつるされてイマス。
風鈴には「二十四の瞳」の子供達の名前に壺井栄の作品名が
染め抜かれた布製の短冊がついていて目にも楽しいデスね!
そんな壺井栄文学館の企画のひとつ
第23回岬の分教場文芸教室が昨日7月25日に開催されマシタ。
二十四の瞳映画村から約700M。
文芸教室が行われた岬の分教場は明治35年に建てられた田浦分校デス。
この日は分教場に子供たちの声が戻ってキマシタ。
今年23回目を迎えた文芸教室に参加したのは県内外から27名。
うち、子供さんはなんと12名。
教室ではまるで二十四の瞳さながらの授業が行われマシタ。
文芸教室の教頭先生、後藤巧小豆島町教育長による開校式のあとは
大人も子供も一緒にまずは出席を取りマス。
出席を取るのは小豆島町立苗羽小学校教諭の山本先生。
まるでおなご先生が現れたような錯覚を覚えマシタ。
大人たちはこの後
壺井栄顕彰会理事の薄井八代子先生による
講座「壺井栄文学について」を受講。
壺井栄さん直筆のコピー原稿「貧と病弱が私の財産であった」を
もとに壺井栄さんの人となりに触れるお話で
授業参観のように廊下で聞いていたフクロウにも楽しかったデス。
さて子供たちはというと
大石先生・・・ではなく山本先生と「スケッチ作文」
オリーブについて簡単なクイズ形式の授業のあと
オリーブの木を使ったマグネット、ブローチを制作。
かわいらしい作品が出来上がる中
「どんな気持ちで作っているか、覚えていてくださいね」と先生。
気持ちの枝に葉っぱや花、実を付ける作文作業に入りマス。
さて、参加された方の中に全23回のうち、1度だけお休みしたものの
22回出席された方がいらっしゃいマシタ。
文芸教室の魅力について伺うと
「前の文学館館長の佐々木先生がとてもいい先生で。
今の谷岡館長もよい方なんですよ。」
「先生の魅力、それに小豆島が大好きでお友達もたくさんできましたし
そういった繋がり、会ってお話しできることがいいんですね。」
教室開講中も多くの観光客の方が分教場を訪れてイマシタ。
小さなお子さんは珍しそうに
若いお父さんお母さんは懐古趣味的に、本当に懐かしそうなおじいちゃん、おばあちゃん。
8月1日からは二十四の瞳映画村前のバス停横から岬の文教場まで
無料ボンネットバスが運行シマス。
優しい二十四の瞳の世界に浸ってみてクダサイ。
<関連記事>
岬の分教場文芸教室とは
二十四の瞳に学ぶ平和トーク(オリーヴァー)
サンクスフェスタ始まりマスよー(オリーヴァー)
第43回壺井栄賞授賞式(オリーヴァー)
夏の映画村、屋台情報(オリーヴァー)