小豆島町池田で先日、戦没者追悼式が開かれマシタ。
出席された方々のお父さん、おじさん方の御霊に
これからも戦争のない平和な日本であることを誓い厳かに式典が執り行われマシタ。
そして7月5日には戦争を背景に12人の生徒と先生の交流を描いた二十四の瞳に
スポットを当てた平和トークが小豆島町サンオリーブホールで開催されマシタ。
ゲストパネリストには
参議院議院 福島瑞穂氏
四国学院大学名誉教授 根本博愛氏
岬の分教場卒業生「岬の分校と小さな村の物語」著者 鈴木展子氏
元兵庫県船坂小学校教諭 樫本恭子氏
小豆島町長 塩田幸雄氏が登壇。
定員500名のサンオリーブホールは満席。
「小さな田浦という場所でも
当時は戦争のせいでお父さんのいない子がいたり
戦後っ子の私たちは70年共に戦争の記憶とともに常にありました。」
ご両親が岬の分教場でおとこ先生、おなご先生をされていた
鈴木氏は当時を振り返り
「普通の生活が壊されることがないよう思っています。」
と語りマシタ。
兵庫県で実際に12名の子供たちの担任の先生として活躍された樫本氏は
「壺井栄さんが『みんな仲良く』という言葉を大切にされていたと聞き
卒業する子供たちに贈ったことがあります。」
根本氏は小豆島に行った生徒さんのお土産に頂いた
平和の群像の置物がきっかけで
保護者を含め平和学習を小豆島で行ったことがあるそうデス。
「沖縄に行くとまだ戦争について知らなかったことがある。
今、戦争について知ることが必要。
また真実を子供たちに伝教えていかなっければならないと思う。」
と福島氏。
「この瞳を、どうしてにごしてにごしてよいものか!と
大石先生は言うんですね。」
と、根本氏は無条件の信頼をよせる生徒と先生の関係に触れつつ
壺井栄さんが当時では反戦という立場でもなく素直な幼い気持ちで
二十四の瞳を書いているとお話されマシタ。
またお母様が岬の分教場の卒業生である塩田幸雄町長は
「壺井栄だけでなく黒島伝治、壺井繁治を再評価するプロジェクトとして
他の映画の放映会や読書会をして紹介していきます。」
と戦争の記憶を伝え、平和への思いを新たにシマシタ。
また紙芝居『二十四の瞳』も上演され
小豆島町立苗羽小学校から12人の子供たちが
絣の着物姿で参加。
大石先生の「岡田磯吉くーん」呼び声に
はーい!と元気に応えてイマシタ。
久しぶりに触れた二十四の瞳にフクロウ、うるっとしたところ
「りりーさんが心が汚れていると涙もろくなると言っていました。」
と司会の二十四の瞳映画村 専務理事有本氏。
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