2015年06月24日
第43回壺井栄賞授賞式(オリーヴァー)
昨日6月23日は壺井栄さんの命日。
壺井栄顕彰会では毎年、県下の小中学生から応募のあった
作文、感想文の授賞式を行ってイマス。
壺井栄さんの愛したことば「桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十三年」
の石碑に菊の花が関係者によって供えられ
小豆島町立苗羽小学校の演奏が流れる中
今年の壺井栄賞の授賞式典が始まりマシタ。
「書く心を伝えるため」始まった壺井栄賞。
43回を迎えた今回、県下24校、98編の応募があったそうデス。
「来年は50回忌。
壺井栄、黒島伝治、壺井繁治の平和を愛する心をつないでいく
再発見プロジェクトも発足します。」
と壺井栄顕彰会会長の塩田幸雄小豆島町町長。
プロジェクトは映画の上映などを予定しているようで来年も楽しみな小豆島デスね!
さて、今回の最終選考委員は小説家の芦原すなおさん。
映画化した「青春デンデケデケデケ」は有名デスね!
「とても新鮮な文章で選ぶのは大変でした。」と
受賞作一つ一つの評をされマシタ。
◎壺井栄賞「三代目はぼくのゆめ」
小豆島町立安田小学校3年/石井優斗さん
壺井栄顕彰会賞/同副賞/NHK高松放送局賞/株式会社四国新聞社賞
「お父さんの職人ぶりを短い文章で描き出している。
ユーモアがあり石井青雲堂の宣伝文句で終わるのは1回きりの
テクニックではありますが、これはまいったなと楽しく読み終えました。」
◎壺井栄賞学校賞(壺井栄文学館賞) 小豆島町立安田小学校
◎優秀賞「あと一びょうちぢめるぞ」
土庄町立土庄小学校2年/川下力輝さん
壺井栄顕彰会賞/西日本放送株式会社賞
「臨場感ある文章で1年生の時にひどい目にあったという
描写が素晴らしい。」
◎優秀賞「お父さんはムッキムキ」
小豆島町立安田小学校4年/三宅菜都さん
壺井栄顕彰会賞/株式会社瀬戸内海放送賞
「若い力あふれる幸せな家族を上手く描き読むほうも幸せになりました。
愛情の深さが文章を高める例だと思う。」
◎優秀賞「しんどいことからにげないで」
土庄町立渕崎小学校5年/出口郁也さん
壺井栄顕彰会賞/山陽放送株式会社賞
「自分との対話で苦手なことを乗り越えていく様子を
ストレートに描いている。会ってみて
すごいアスリートになるのかなって思いました。」
◎優秀賞「ぼくが知っている本当のこと」
土庄町立土庄小学校6年/宮脇誠国さん
壺井栄顕彰会賞/岡山放送株式会社賞
「父が言わないことをぼくは知っているというリフレインを
上手く使って浮かび上がらせている。
言わないことを感じさせる文章。」
◎優秀賞「アヴェ・マリアのヴァイオリン」
東かがわ市立白鳥中学校1年/毛利公郎さん
壺井栄顕彰会賞/テレビせとうち株式会社賞
「読書感想文でトーマス マンと同じ普遍的な真実に至った
実りの多い文章、読書体験だったと思う。」
※学年は作文を書いた当時のもの、また毛利さんは期末テストのため欠席デシタ
そして壺井栄さんのお孫さんにあたる加藤公市さんから
祝辞が述べられ受賞者に復刻版 二十四の瞳が贈られマシタ。
「他の作品もよく見、よく聞き、よく感じ独りよがりでない
作品で感心させられました。」
受賞者を代表して
「おじいさんのやっている掛け軸はお父さんでも難しい。
これからお父さんに仕事を教えてもらい3代目を目指したいです。」
と石井優斗さん。
たくさんの夢を大事に育んで欲しいデスね!
せっかくなので、石井優斗君の尊敬するお父さんと
作文の締め言葉で終わりたいと思いマス。
「クロス、しょうじ、ふすまのはりかえなど
ごようぼうがありましたら、ぜひ土庄町の上庄にある
石井青雲堂へ、ご連らくください。」
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