
オリーブ農家の高尾さんに紹介していただいたのは
花作りをしている藤田さんご夫妻。
すみませんねえー。突然お邪魔しまして・・・

それにしてもこの辺ずーっとハウスが並んでいるんデスね?
「51年にこのあたりは畑も何も全部ダメになって・・・
町が補助金を出してくれたのでハウスを作ったんですよ。」と奥様。

昭和51年(1976年)9月、台風17号は記録的な大雨をもたらしマシタ。
累計雨量は1,000ミリを突破し山崩れに河川の氾濫と
神懸通り、西村、草壁本町、安田、馬木・・・小豆島全域に大変な被害があったようデス。
この池田周辺でも国道近くまでヘドロが押し寄せ
農家さんんの被害は甚大だったそうデス。

町の協力のもと農家さんたちのチカラで
ガラス温室がずらりと並ぶ「ハウス団地」が出来上がりマシタ。
さて藤田さんのハウスで最初に見せてもらったのは小菊、そしてスターチス。

お花っていいなー!!
広いハウスの中はきれいなお花でいっぱい♪
「このスターチス、紫のところは花のがくで白い花が咲くんだけど
白い花のところが咲かないと出荷できないんで、花の数が多く大変!」

えええ〜奥さん!スターチスってこれが花!!?
そして、お花作りって何やら大変そうな気配。
「こっちのハウスも見て。」と藤田さん。

えーと?チューリップとバラ?(貧祖な花知識)
「ちゃう、ちゃう。
これ全部トルコキキョウで、八重咲きの種類が人気なんやけど・・・」
トルコキキョウってこ、こんなデシタっけ?

「この薄紫のがロジーナラベンダー。
ロジーナスノーに雪てまり・・・白いトルコキキョウが一番人気。
トルコキキョウは一重に八重に、色もそれぞれ花のカタログでもものすごく
ページがいっぱいあって5、600はあるよ。」
トルコキキョウ・・・すごい。

「3つくらいの茎の1つに花がついたら茎の付け根から切るんやけど
夏頃は朝に何列か切って、さあ夕方には別の列を取ろうと思ったら
もう、朝に切った列にまた花が咲いてて。」
いつまでたっても終わりマセンね・・・。

藤田さんのところではお花を育てている農家さん、と思ったら
トマトやスイカも作っているそうデス。
「トマトは花と一緒に育てたら温度管理が大変で
赤くなるのにものすごく時間がかかったんやけど・・・
そのぶん糖度が8もある甘いトマトができました。」

うわあ・・・そのトマト、どこで買えマスか?(知りたいデスよね!)
「島内のスーパーにありますよ。
で、こっちのは先生に聞きながらスイカに挑戦してます。」

・・・・・・・先生?
このハウス団地には「農業の先生」と農家さんに呼ばれる
神業を持った人がいるんだそーデス!
次回、ふくろう「農業の先生」に会う!・・・つづく
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