2015年03月22日

小豆島の麹屋さん〜森製麹所

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小豆島町神懸通に「森もやし店」という麹屋さんがありマス(以下森商店)

現在、親子3代で稲作から始める麹作りそしてお味噌を
作ってイマス。

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そんな森商店小豆島の杉桶職人、ヤマロク醤油山本さんから
麹を仕込むための杉桶が届きマシタ。



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森商店では寒霞渓から流れてくる水を使い近くの田んぼで
お米を作り、そのお米で(こうじ)を作ってイマス。

すべてが小豆島産の麹、なんデスね!
麹を小豆島で作っているって知りませんデシタ・・・

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父が元祖ってなるんかな。発酵食品研究所があるでしょう。
 そこに勤めてて辞めてから麹を作り始めたんです。


60年麹作りをされてきた2代目は現在85歳

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昔はお醤油屋さんに種麹(たねこうじ)を販売していたんです。
 お醤油屋さんが合併して麹作りをする前の話ですけど。


お味噌だけでなく甘酒用の麹も販売してイマス。
小豆島の小中高での学校給食、一部ホテル、カフェで使われているそうデス。

また島内の小売店、そしてもちろん!小豆ふれあい産直市場でも購入できマスよ。

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夜、寝る前にヨーグルトメーカーに余ったご飯をお粥にして一緒に入れて
 甘酒を作っておくと、ほとんどおじいちゃんが飲んでしまうんですよ。


と言うおばあちゃんお砂糖なしで甘いでしょう?

ふくろうもお相伴させていただきマシタ(さらっとして旨ー!

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おじいちゃんもおばあちゃんも病気知らずなんですよ
息子さんが麹作りを継ぐことになってお手伝いを始めたお母さん

・・・お孫さんが継いだと聞いてはじめはこのお母さんがお孫さんかと
勘違いしてマシタ(だって若々しいんだものー

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麹室(こうじむろ)の中も見学させてくれマシタ。
レンガ造りのムロは麹を発酵させる場所だそうデス。

この日、残念ながらお孫さんにはお会い出来ませんデシタが・・・

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麦味噌を作りたいとか、自分なりの考えがあるようです。
 いろんなことを体験してはじめて一人前になるんやないかな、と思います。


職人として大先輩のおじいちゃん
まだまだ元気なうちに学ぶことが多いです。」とお母さん。

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まだ、私もチャレンジしたい。
 仕事に追われてますが、新しい発想、夢もあるんですよ。


85歳!(見えない!!)まだまだ現役のおじいちゃん。

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そして、そんな大先輩と後継の21歳の青年の夢を後押しするように

後継のかずき君は小さな頃から知っています。
 最近、話をしたら頑張ってる様子で「なら、杉桶で作ってみるか?」と
 やる気を応援する気持ちで持って行ったんです。
」とヤマロク醤油の山本さん

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今、杉桶には9kgの麹が作られてイマス。

どんなものができるか、まだまだ分からないそうデスが
様子を見ながら大事に育てていくそうデスよ。

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森商店のお味噌は2種類。
甘みそ、と言っても砂糖が入っているのではなく麹の量が多いから
 少し甘いというだけで、もっと濃い味のものが中みそ、です。

 雑菌が入らなければ冷蔵庫で保存して何年でも大丈夫です。

 というのも、生きたままの麹を使っていますので。


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白黴が生えることがあるそうデスが「それは麹菌」だそうで

「他の色の黴は雑菌ですので取って捨ててください」とのこと。

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日本食の原点、醤油に味噌。
小豆島には作り続ける職人さん、そして跡を継ぐ若い力も揃ってイマス。


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※ポンカフェ、たこのマクラでの味噌メニューに使われているようデス。
 小売店、産直では1kgで540円〜(店舗によって差異があり)


posted by しまラジ! at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ○お土産・贈り物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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