小豆島の桜の季節は苗羽にある8番札所「常光寺」から始まりマス。
もっと早咲きの桜もあるんデスが
2月末〜3月にかけて春を待ち望む頃に咲く常光寺桜の開花が
シーズン到来を告げるようデス。
この頃には多くのお遍路さんが小豆島を訪れ
まさに霊場の春!といった趣。
常光寺の大林 實温ご住職にお話を伺ってキマシタ。
常光寺桜は常光寺にしか咲かないんデスね。
「元々の木は2本です。
かつては6本くらいありましたが境内整備で枯れたりして2本になりました。」
「2月の終わりから3月頭が開花時期ですが
この時期は暖かかったり冷えたりで開花時期は長いです。」
今年はどうやらお彼岸あたりまで咲いてそうデスよ!
お遍路さんも、多い季節デスね。
「遠くからこられたお遍路さんが感激してくれます。
4〜5年前から増やしていこうと2代目の若い桜が育ってきています。」
ピンク色の花がかたまって、愛らしい桜デス。
他では見られない種類なんだそうで。
「地元の高校の先生が研究されて
どこにもない桜だということでネーミングされた経緯です。」
「今の時期に来られるお遍路さんは山陰の方、北の方の方々が多く
キラキラ輝く光と一足早い桜を喜んでいかれます。」
まだ咲いていない普賢象(ふげんぞう)という桜もありマシタ。
「常光寺桜が咲き終わるとバトンタッチするように
3月〜4月上旬にソメイヨシノの大きな古木が咲きます。
これも見事で、100年くらいたっているんでしょうか・・・。
それと普賢象という桜は小豆島霊場88箇所に
88の桜を育てようと活動されている方々がいて。
上手く根付いたところと難しかったところとあったんですけど。
今は50箇所くらいは残っています。」
「常光寺の普賢象は4月下旬くらいに咲いてきます。
普賢菩薩という仏様は象に乗っているんですね、その象の名前です。
雌しべが象の鼻や牙に似ていることから名前が付いたそうです。」
「本来、霊場というところは修行の場。
自分を見つめ直すのが目的ですが、かしこまらず桜が一つのきっかけ
でもいいのかな。」
「若葉、青葉の季節になって生命の息吹く季節になってきます。
どこからでも構いません。
桜をも一つのご縁かなと思います。」
「どのお寺さんもきれいにされていて特徴があります。
四季それぞれの小豆島霊場は魅力あると思います。」
霊場を巡る、その道のりでいろんなことを考えながら歩くには
とてもいい季節になりマシタ。
桜咲く小豆島霊場、美しい島で新しい自分に出会えるかも知れマセンね!
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※保安寺のウコン桜は
甘露庵に植えかえ、風穴庵の富士桜(豆桜)が現保安寺の桜になってマス
2015年03月17日
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