2015年03月08日
山の神さん続報(オリーヴァー)
山の神さんの奥深く、川の源と思われる場所に
自然に出来上がった岩屋がありマス。
奥には『石切不動明王』が鎮座しておりマシタ。
まさに深山の霊場!といった雰囲気。
いったいいつ誰が祀ったのか地元の方々にもはっきりシマセン。
今回、偶然行き合った場所・・・少しでも詳細を、と聞き取り調査してミマシタ。
福田公民館で「福田の郷土史」を調べマシタが記述なし。
なので思い切って小豆島霊場会に問い合わせたところ
霊場会には記録はないようですが・・・
「雲海寺さんならご存知かもしれません。」とのこと。
84番札所雲海寺さんに電話で問い合せてミマシタ。
お電話で対応していただいたのは山本ご住職。
「子供の頃に行ったことがありますが一切記録はありません。
遍路道にもなっていないので分からないのですが・・・少なくとも50年、70年・・・
それ以上前からあったはずです。」
「信仰のある方がおこもりされた場所ではないでしょうか。
文献などには残っていませんが戦後には既にあったように思いますよ。」
もしかすると江戸時代まで遡るかも・・・とご住職。
何年か前にはお遍路さんが泊まりたい、と雲海寺さんを訪れたことも
あったそうデス。
「うちの地所ではないので、とお話しましたが。
新しい道具類が置いてあったならその方たちかも知れませんね。
昔の聖(ひじり)と呼ばれる方たちがその場所にいたのかも・・・。」
再度、霊場会で伺うと・・・
「太麻山付近にも仏像が祀られていたりします。
断崖絶壁の岩場の陰にも仏像が祀られていて、昔はお参りしている人がいたようです。
保安寺〜佛谷山への今は使われていない昔の遍路道には祠がいくつかあって
昔は勉学向上などの祈願をしにお参りしてたと80代の方に聞いたことがあります。」
小豆島には信仰を持って
深い山奥や断崖で修行される方々が他にもいらっしゃったようデス。
実際に行ってみたい、と思われる方もいるかも知れマセンが
危険な場所が多いので決して興味本位だけではお出かけしないでクダサイ。
美しい信仰の島、小豆島。
昔も今も、お遍路さんが途絶えることはありマセン。
遍路道にも先達さんがいらっしゃるからこそ危険なく歩けマス。
お一人でお参りに行かれる方も霊場会や地元の方に相談して
安全に霊場巡りをしてクダサイね!
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