「山の神さんに行ってみませんか?」
小豆島町の地域おこし協力隊員で考古学者
川宿田 好美先生からお誘いがありマシタ。
「そのあと美味しいものを用意しますよ。」(あきゃきゃクラブ)
と後半の言葉に8割がた動かされ行ってまいりマシタ。
さあ、久しぶりに福田!・・・ってここ小豆島!??
いきなり、山の神さんの周りは深い山の中のような佇まい。
今回、山の神さんと周辺を案内してくれる川宿田先生の他に
あきゃきゃクラブから宮本さん、そして小豆島町役場の太田さん。
そして山歩きに慣れているあきゃきゃクラブの三浦副会長。
山の神さんって一体何デスか?
「石工さん達の神社ですね。
正しくは大山津見神社といいます。」
山の神さんまでは道も整備されていてあっという間に到着。
まずはお参り・・・どーシマシタ?皆さん?
・・・お賽銭を忘れた皆さんを代表して
ふくろうのポケットの小銭で全員分デス、神さん。
無事に帰れマスよーに(真剣)
「このお社の裏に御神体があります。」
直接写真を撮るのをためらう「神さん」の雰囲気。
なので斜めな画像デス。
福田の郷土史によると明治39年に石切丁場の関係者によって
この小祠が作られたようデス。
「少しだけ奥へ入ってみませんか?」と川宿田先生。
「この場所もそう古くはない丁場で
昭和のころにはまだ石が切り出されていたと思われます。」
あまり人が踏み入らない場所デス、危険な場合もありマスので
地元の方々の先達がない場合は立ち入らないようにお願いシマス。
「道なき道。ですね!」・・・先生、嬉しそう。
「ここに丁場があって、この石には火薬を仕込んだ跡があり
今後、歴史的な資料として保存すべき石です。」
と・・・先生の足元の石がそうなんデスね!
あきゃきゃクラブの宮本さんが持っている石のかけらは
石の性質を調べるために石工さんが割ったであろうかけら。
「岩谷以上の丁場だった可能性があります。」
「岩谷が昔のまま残されているのは陣屋があったという理由と
運び出しにくい場所で手付かずになった丁場、という理由もあると思うんです。」
「この場所は川があり石を運ぶには条件のいい場所ですね。」
所々に転がる大きな石には矢を打って割った跡、そして
細かく割れた石を山積みにした跡。
苔むして植物が巨石を覆う場所に確かに石工さんたちが
活動した跡がありマシタ。
石工の神さんが見守る場所、いつか整備したいと
あきゃきゃクラブのお二人。
原生林のような場所なのに人の入った形跡、働いていた跡が
あるのは本当に不思議で神秘的デシタ。
さて・・・帰り道。
先生、石段がありマスよ?
「あれ?ありますねー!」
(道なき道、はどーした!)
・・・つい最近まで稼働していたらしき丁場跡。
自然の中に確かに石工さんの気配が残ってイマシタ。
今後、整備される日が来るのが楽しみデス。
※この他にも発見がありマシタが現在鋭意取材中デス。
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新!地域おこし協力隊員と福田情報
2015年03月01日
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