「多くの農家、企業のみなさんの日頃の努力の賜物。
小豆島をはじめ香川県、といえばオリーブとアピールできた。」
1月30日に小豆島オリーブ公園で行われた香川県オリーブ品評会で審査委員長を務めた
香川県県産品振興課の岩瀬課長はお話くださいマシタ。
審査内容にもできるだけ迫って
今年度の品評会をレポートしたいと思いマス。
20品のEXVオリーブオイルの官能検査を終えたばかりの
審査員の一般社団法人日本オリーブオイルソムリエ協会の多田代表理事理事長
ジュヌヴィエーヴ料理教室の山中先生
そして小豆島オリーブ協会の植松理事長にそれぞれのお立場から
お話も伺いマシタ。
香川県オリーブ品評会では5MLずつのオイルを
香り、味、ハーモニーで審査シマス。
今回は20品。
20品の中から5品選び、その5品を再審査して賞を決定。
審査前には『オリーブオイルをひと瓶飲むようなものなので』と
胃薬の意見交換をする審査員の姿も見られマシタ・・・た、大変デスね。
こっそり覗くと、味の配点が大きく辛さなど特徴があると
点数は高くなるようデス。
今年から審査に加わったのはオリーブオイルソムリエ協会と
日清オイリオグループの代表者の方々。
お二人共、海外のオリーブオイルの審査も手がけたことのある方デス。
オリーブオイルソムリエ協会の多田代表理事理事長は
「審査員として外部招聘は初めてということ。
品評会を行うことには明確な2つの意味があります。」
「技を競って品質を高めることの他に
ソムリエにとって消費者に伝える重要なヒント、鍵となります。」
「オリーブを作るのは農業の中でも大変なこと。
頭が下がる思いです。
海外で作られたものをどういう苦労があってどんな思いで作ったか
それを知ってもらいたい、そして更にいいオイル作りになればというのが私の願いです。」
審査と違ってオイルだけを口にする、食べるということはめったにないデスね。
実際に料理に使う立場から料理研究家の山中先生にも伺いマシタ。
「香川県のオイルには強い味、弱いものいろいろあります。
あ、これってフルーツに合うな、これは肉に負けないなと
毎年楽しみにしています。」
「小豆島のオイルが多いんですが
香川全体でいいオイルを作ろうという意識が上がってきたように思います。」
「素材がよくなんでも美味しいのが香川県。
最後にオイルを一ふりかけて、さらに美味しさを楽しんでほしいですね。」
香川県のオリーブオイルを何年にもわたってリードし続ける
小豆島オリーブ協会、植松会長は
「ごく自然に本土での栽培が広がってきている。
我々小豆島は技術を伝えていくことで、より良い商品を増やしていく。」
九州、岡山にも呼びかけて、これからも品評会が
できるように、今すぐは無理でも将来的に全国へと広めたい。」
今回の最終選考に残った5品の差はなんでしょうか?
「小さい搾油機をそれぞれが持ったということ。
これが一番接戦になったポイント。
摘果していかに早く搾油するかが重要なポイントです。」
「一度にレベルが上がったという感じです。
他の15品についても底上げができたと感じました。」
今回審査に挑んだ20品中、3品が小豆島外のもの。
来年はもっと参加する農家さん、企業さんが増えそうデス。
オリーブトップワンの小豆島。
若い農家さん、新しい農家さんも増えるようデス。
これからがまだまだ楽しみなオリーブオイルの世界デス。
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2015年02月03日
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