
福田アジアアートプラットフォームではこの秋
台湾歴史資源経理学会を迎え、家プロジェクト「きょく」の制作、展示を
してイマス。

今回のフォーラムには
台湾歴史資源経理学会のアリス・キュー事務局長と

台湾桃園県から『桃園地景芸術節プロジェクト』の
台湾桃園県文化局、チャン・ヤールー プロジェクトマネージャー

桃園県新屋郷社区健康営造推進会の
ジャン・イーグゥイ デレクターがパネリストとして台湾のアート事情を紹介してくれマシタ。

日本のモデレーターは福武ハウスアジアアートプラットフォームの
北川 フラム デレクター。

主催者の小豆島町、塩田町長が
「北川先生、福武財団、そして地元の人のおかげで他に例のない
アーティストと地域の交流、地域と地域がつながることができて
福田地区が花開いたと思っています。」

「2016年の瀬戸内国際芸術祭の開催も決めていただき
福武財団の発展とともに
福田の元気を取り戻す地域とアートがどう関わっていくか楽しみ。」と挨拶。

北川フラム氏からは
「コミュニティが個人として、また小豆島町の公式なものとして
つながるということは非常に画期的なことです。
そして今日は桃園県、桃園=ユートピア県ですね、その地域づくりのお話を
してもらいます。」
コミュニティ同士の繋がりできたということは
すごく大きな意味のあることとして世界に伝わっているとはなされマシタ。

そうして始まったアートフォーラム。
まずは台湾歴史資源経理学会のアリス・キュー事務局長
から台湾のアート事情が語られマシタ。
◎台北、台中、台南までの学校での美術の時間が少しずつではあるが増えてきていること
◎各地域の博物館や美術館での展示事情

◎古い工場や、酒造り工場にタバコ工場の跡地・・・そして
日本の統治時代の植物や蝶の研究所を文化パーク、美術の展示場にし
農村自体が美術館になることで
都心に出ていた若い人が戻ってきたという事例も。

その具体的な事例として
台湾の人ですらどこにあるか知らなかったという「新屋」という地域の発表に移りマス。
◎『桃園地景芸術節プロジェクト』の
台湾桃園県文化局、チャン・ヤールー プロジェクトマネージャーは
「新屋は溜池の多い地域。
台地で海抜200mという場所にあり、農耕と生活文化が溜池と密接な関係にある場所」
と新奥という場所を説明シマシタ。

ここで2013年に行われた『桃園地景芸術節プロジェクト』では
世界的に有名なフロレンタイン・ホフマン氏をはじめとする3名の芸術家が
溜池を使い、環境に配慮した作品をランドアートとして制作、展示シマシタ。

その他にも7箇所で様々な作家や
地域の人が協力して作り上げた作品も展示したそうデス。
有名作家の作品を見に来た人も多かったが
国内作家や景色を見に訪れたひとも多く、200万人の動員があったそうデス。

◎桃園県新屋郷社区健康営造推進会のジャン・イーグゥイ デレクターは
新奥の四季折々の生活を発表。
新屋は米を中心にした農業が盛んで多くの神々を祀る地域。

「今ではアート作品作りもしています。」とにこやかに
日本と同じような四季の生活があることを教えてくれマシタ。

「私たちにも芸術作品を作ることが出来ると思わなかった。
よく探すと、地元にもアーティストがいたんです。」と語り

今回のプロジェクトによって
・新屋の知名度が上がったこと
・駐車場設置で経済的収入が増えたこと
それにも増して地域のお年寄りに笑顔が増えたことが嬉しいとお話されマシタ。

地域として似ているところ、またアートによる効果は
小豆島、そして香川県と酷似しているとわかりマス。

◎福田の松村自治連合会長は
「地元小豆島でも、福田は何をしているのかと注目され
『きょく』での受付をしている地元の人間と訪れた人との交流に
新鮮な驚きがあった。」

◎昨年、台湾のトリエンナーレを訪れた村本旧自治連合会長は
「福田にアートが馴染むのかなと思っていましたが
各国の方々においでいただいて福田もだんだん盛り上がっている気がする。
アジアアートプラットフォームを目指していきたい。」
とお話される中・・・

地域どうしのつながりを継続していくために何が必要か
という疑問がアリス・キュー事務局長から投げかけられマシタ。

「親近感を感じる。福田とほぼパラレルだと思いました。
今度は私たちが台湾に行ってお返しすることから始まるのでは。」
と塩田町長。

香川県観光交流局長からは
「国同士の大きな交流だけでなく町とか市のコミュニティの交流を
積極的にやっていくことで輪が広がりエリアも広がると思う。」
と応えマシタ。

最後に北川フラム氏が
「コミュニティの維持、展望がなければ芸術の意味はない。
桃園のレベルを見て、世界的なレベルの美術も重要と思う。」と
今回のフォーラムをまとめマシタ。

台湾の「新奥」と日本の「福田」
世界から見ると、小さな小さなコミュニティがこれからの交流を通じて
アートでつながり、世界を変えていきそうデス。
この他にも台湾で作られるい草の製品などについての面白い
お話がありマシタがまた別の機会に・・・・
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