
「今年が小豆島霊場ができて1200年になります。
その開創1200年に向かって3年前からいろんな行事をしてきました。」
全国のお遍路さんの写経をいただく行脚や市川サンも参加した聖地巡礼。
「お大師さんが小豆島で霊場を開いた謝徳のための
こういったイベントが出発点となって・・・
小豆島の霊場がどういう存在か、人間にとってひとつの救いの場所であるとか
そういうものをアピールしたいな、と思っているんです。」と語る
小豆島霊場開創1200年実行委員長で保安寺ご住職の
宮内義澄さんに開創1200年の行事について伺ってキマシタ。
オリーヴァーが訪れたお寺の写真も合わせてごらんクダサイ

「聖地巡礼というのは弘法大師さんがお生まれになって
京都で真言密教を開いて、高野山で入定されたその縁のあるところ。
今年はお遍路さんや地元の人とお参りしてきました。」
5月から善通寺、京都へ、高野山へ・・・
100人〜150人の人と一緒に行って奥の院で法要をもされたそうデス。

「宗教というのは全て聖地を歩いて巡礼する。
スペインの聖地巡礼とか、四国霊場を歩いて回るとか、西国をまわる。
そう言うお大師さん、仏さんとのご縁のところをお参りして
自分自身を豊かにしていく、悩みを取り除いていくということですね。
それが聖地巡礼なんです。」
そして、10月18日と19日には仕上げの法要があるそうデス。
「星月祭というんですね、前夜祭で夜にするから星月祭言うんです。
西光寺をお借りして土庄町の商店街をずうっと行道します。
行者さん、お遍路さん、御詠歌、住、信徒のひと。
それから・・・大阪倉敷からクラッシックカーが20台がやってきます。」

クラッシックカーはお遍路さん達の写経を持ってお寺をまわるんだそうデスよ!
なかなかお寺をめぐる機会はなくとも、気になるのが星月祭。

<小豆島霊場開創1200年記念「星月祭」タイムスケジュール>
15:30〜19:30星月祭
◎15:00〜18:00 西光寺門前
カフェ、マルシェ、うどん、たこ焼き、迷路だんごなど。
◎16:00〜17:30 西光寺門前
クラシックカー展示、大道芸/リスボン上田氏
◎16:00〜 西光寺境内
婦人会おせったい
◎16:30〜 西光寺境内
ライブ 飛田昭代氏
◎17:00 土庄中央公民館〜西光寺
行道 (行者、詠歌隊、寺院他)
◎17:40 〜19:30西光寺 記念法要 尺八奉納

「いろんなイベントがありますので楽しくお参りしていただければ
お大師さんの感謝のイベントで星月祭をしますので。」

「19日は土庄町の公民館で式典がありまして
全国のお遍路さん、団体さんの表彰式があります。」

「最後に上海の雑技団が演技してくださったり
日本古来の狂言の実演もあります。」

「真言密教には曼荼羅の世界というものがありましてね。
いろんなものが絡み合って一つのものを成しているわけで
人間も一人だけじゃない、孤立しているんじゃない、いろんな人のつながりがある。
そして仏さんもいろんな仏さんがいる。
そういう仏さんの世界を小豆島霊場で体現するわけですね。」

「常日頃の煩悩を消し去って八十八ヶ所まわるあいだに
もう一人の自分が発見できる場所ではないかと思うんです。」
これから秋のお遍路さんの時期デス。
「50年に一度の法要ですからぜひ、お参りしていただいて
お大師さんのおかげを受けて帰っていただきたいと思います。」
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