2013年10月08日
ヤノベケンジ氏のお話
「言葉に出来ない気持ちでいっぱいです。
今日、初めて見せていただいて・・・ジャンボフェリーできたんですけど
乗っている間もどきどきして、この坂を登りきった時に建物が見えて・・・。」
「僕は美術家として日本全国の美術館、ギャラリーに展示したことがあるんですけど。
未だかつてこれほどの状態の作品を見ることはなかったですね。」
「多分これは近代美術の歴史の中でも非常に珍しいケース。
島の人々に大切に保管され、なおかつ信仰の対象のように思われている。
たけしさんともよく話していたんですが、たけしさんも島に来られて。
これはもう自分たちが作ったものではなくて、ある意味、神様によって
作らされた、ここに神社としてあることは奇跡的で。
たけしさんもものすごく喜んでおられます。また足を運んでいただけると思います。」
「地球の怒りを表すこのAnger from the Bottomが生まれ
頭には・・・金の斧銀の斧の人間の悪行を象徴する斧なんですけども。
今日ね、この怒りの作品を久しぶりに見たんですが随分と穏やかな顔をされていて・・・・
斧も若干、外れかけているんですね!
人々への怒りがなくなって・・・
いつの日かこの斧が頭から落ちる時が来るんじゃないかと!」
「そういうふうに人々の優しい心で地球自身も変わっていくんじゃないか
この作品が時間の経過とともにそれを表していくんじゃないか
そういうことも感じさせてくれた日でした。」
「この作品は誰のものでもない、みんなのものだと思いますので
末永く大事にしていただきたい。ありがとうございました。」
また・・・式典の後
「この社によって作品の品格が上がった。
僕も今日は一観光客の気持ちで見させてもらった。」とお話を聞かせてくれマシタ。
「たけしさんもこの島を気に入ってて、またすぐに見に来るんじゃないかと。
たけしさんは美井戸神社は水の神様だからここの水を聖水として売ったらいい
とか水商売の人にご利益があってとか、面白いですけどね、さすが。」
たけしさんが島に来た時に話していた社の屋根が開いてAnger from the Bottomが出てくる
というアイデアがありマシタが・・・
「より具体的にドットアーキテクツの方が現実的に
屋根が上がると言う、これまた前代未聞の作りだと思うんですけど。
神社で屋根が上がるというのは・・・未だかつてなかったですね。」
ご近所の方々も見学▲
「ある意味、神社建築の歴史を変えるような
建築方面の方々も注目される世界でひとつ。ここにしかない作品が
この小豆島にあると、そういうことです。
下手すると世界遺産に認定されるか、なにこれアートになるのか(笑)
まあそれぐらいインパクトがあって意味部買い物が小豆島にできたと。」
「美術作品が美術館に置かれるとか、個人に所有されるとか
もちろんパブリックアートとして公園などに置かれることもあるんですけど。
そういう目的でなく設置して、作品が神様になりうるというのは
最近のケースではないんじゃないですかね。」
「もちろん歴史上、年月が経つにつれて作品が神格化されていくことは
ありえるんですけど・・・去年!作品を置いて神社が建っているスピーディーな
ケースは誰も予想してなかったことですし
今までにもあり得なかった展開。
その事象自体がトピックス、ニュースになるようなことなのかも知れませんね。」
「元々、信仰と美術というのは
教会の中に美術があったりするので、美の原点に帰って行くという事柄でもある。
いろいろな可能性を考えうることが、今目の前で起きていること。
そう言う意味で未だかつてない出来事が起こっているんだということです。」
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