
草壁港からレンタサイクルで約5分(歩いても行けマス)
元々は岡醤油製造所だった場所で佃煮を作り続けて60年
小豆島食品さんがありマス。
元お醤油屋さんだった建物は醤の郷らしい焼杉の塀。

小豆島食品 株式会社 久留島 克彦代表取締役とお父様デス。
珍しい佃煮を作るというのでお邪魔してまいりマシター

「讃岐親鶏の佃煮をこの5月から販売し始めました。」
この日、大きな鍋でグツグツと炊かれていたのは讃岐親鳥そぼろ。

そしてこちらはミニどんこ。すごーくいい香りがシマスが・・・
「うちで使っている醤油はヤマロク醤油の鶴醤。
ヤマロク自体がそう多く作っているわけじゃないんで、
佃煮に使っているのはうちだけですね。」

目の前で大鍋の佃煮がグツグツ!と大きな音を立てて
炊かれているのを見るのは初めて!
ここは誰でも見学できるんデスか?
「その日に炊いていれば。なので電話してください。」

佃煮の材料ってお醤油とお砂糖?デスか?
「うちでは香川県産の材料を使っていて。
あとは喜界島の砂糖に利尻昆布、枕崎の鰹節ですよ。」

と言って見せてくれたお砂糖はこれまた初めて見るもの!
「サトウキビから黒砂糖を作るときの上澄みだけを使ったもので
純度の高いものです。」

素材にこだわってこだわり抜いて作られる佃煮。
また、佃煮の見方が変わってキマシタ・・・。
「妥協して価値を下げたりできない。」という小豆島食品の佃煮は
大手百貨店のギフト、または
「直販で少しでも安く、と思って。基本はここでしか買うことができません。」
「あとは、高松でしたらサンクラッケに置いてます。」とのこと!

お値段は¥220〜¥860までいろいろ!!
一種類の佃煮を作るのにかかる時間は約2時間。
「だいたいいつも11時に出来上がるので
その頃に来ていただくと出来たての佃煮を試食きますよ。」

お話を聞かせてくださる間も久留島さんは大きな櫂(かい)で
佃煮を時々、混ぜてイマス。
「ちょっと、やってみますか?」
おお!オリーヴァー、初佃煮作り!

・・・も、持ち上げるのさえままになりマセンが?
「30kgくらい入っていますからね。」
そして火が止まるといざ!試食。

うまー。
でも、添加物が一切入っていない佃煮って、どのくらい日持ちがするんデスか?
「パックをあけて3週間くらい。冷蔵庫の温度設定はご家庭で違うので
大体3週間をめどに。」
「真空殺菌パックしていますから
そのまま開けなければ半年は常温でだいじょうぶです。」

熱々の佃煮、しかも鳥そぼろ!!
家で食べる時に温めてもいいものデスか?
「食べる分だけ温めてください。全部を何回も温め直すと
水分が飛んで味が変わりますから。」

目の前で出来上がる佃煮を食べて、買って、家でも楽しんで!!
とっても楽しい小豆島食品さん。
地元の方々からは「しょうしょく」と親しまれてイマス。

ご飯は島内にお弁当屋さんがあるのでほかほかを
調達して、是非一度訪れてみてクダサイ。
うまーうまーとご飯をかっこんでいる時にお父さんが
「きくらげの佃煮、うちのきくらげはコレな。」
と見せてくれ・・・

でか!
「このきくらげで作るから肉厚でうまいんや!」
◎小豆島食品株式会社
小豆島町草壁本町491-1
電話:(0879)82-0627
通常日祝休業(土曜は不定期)※日曜でも予約があれば開けてくれマス
<関連記事>
・ヤマロク醤油基本情報
・醤油の発酵