
◎ドットアーキテクツのこと
「赤代、土井、今は小豆島に移住している向井と私、家成が
やっている建築家集団・・・ですね。」
◎美井戸神社・・・神社なんデスよね?
「もともとこの場所には、地元のお醤油屋さんの井戸があったんですけど
上水道ができ20年前に埋められたんですね。
そこに、アンガーが水に感謝、祀るために置かれたので
神社を建てることになりました。」

◎神社を設計、建てるということ
「最近は神社の設計、建築は聞かないですね。
伊東忠太さん・・・戦前にはいましたが
限られた人しか神社の設計というのはないですね。」
「建築家人生、この1回しかないと思いまして
何を祀るのか、土地のこと、きちんとしなければ神社にならないので。」

◎ビートたけしさんが水商売の神様って言ってマシタ
「僕自身は水の神様を祀りたい。
昔からある石、木、代(しろ)に神様が降りてくる。
人間の作ったものにも依代として宿る・・・」
アンガーの下にある井戸・・・その水の神様の依代としてアンガーがあるわけデスね。

◎構造について
「アンガーが(立った状態)7Mあるので
(アンガーが出ていない状態)現在6M、これが8M昇るんです。」
・・・昇る?

「曳家(ひきや)と言って建築で横に延ばすこと、があるんですが
伸び家(のびや)って新しい縦に伸ばす様式を試してみたいと思って。」
「構造は鉄骨でシリンダーを使い12人くらいの人間で
ジャッキアップして徐々に持ち上げるようになってます。」

◎ではアンガーは普段、見られなくなりマスか?
「アンガーは立ち上がった状態ですので、見られます。」
・・・では。最初から背の高い建物にすればいいのでは?
「裏の洞雲山が美しいので。
洞雲山と海に挟まれたいい場所なので自然を邪魔しないよう
普段は低くしているんです。」

「これからはアート作品を見るというよりも
水の神様にお参りに来てくれたら嬉しいですね。
地元の方たちがこの豊かな環境を大切にされているので
そこをまず大事にしたいというのが僕の思いです。」

取材の前後でUmakiCampの向井達也さんともお話しシマシタ。
「地元の方に愛されるようになるといいですね。
・・・ここまでの道のりはこれからは参道になります。」
・・・参道ならば登るのに「しんどい」って言わないようにしようと思うふくろうデス。

◎完成は10月初旬予定。竣工式が決定したらまたお知らせシマス。
