
大きな声で、壺井栄賞を受賞した作文「小豆島にアジアの人がいっぱい」
を朗読してくれマシター。
初めてみた外国人とのふれあいと食文化との出会い。
「会えて嬉しかった。」と照れくさそうな一咲君の宝物は
お気に入りアーティストさんのクリアファイル。


「お姉ちゃんが2人いて一番下の甘えん坊です。
最近はひとりで家にいられるようになりました。
瀬戸内国際芸術祭では、89歳から保育所の子まで
集まって作品作りしたり地域の人とアーティストが仲良くなって
面白かったですね。
子どもなりに関わることがたくさんできたので一咲には
いい経験をさせてもらったと思います。」

福田という完結したひとつの町。
買い物も生活も近くで済んでしまう場所にアジアに向けて大きな道がつきマシタ。
お父さんの笠井正樹さんです。

「昔は石で栄えた町です。芸術祭でも石の道具を提供したりしました。
子どもなりに芸術祭を楽しんでいたなあと思います。
普段スポーツが好きで、学校から帰ったら
八幡神社で走り回って、よく笑う子ですね。」

一咲君は福田公民館前からバスに乗り約15分かけて安田小学校に通ってイマス。
お気に入りの場所は葺田神社。
お姉ちゃんの影響でバレーボールが得意、サッカーも好き。
「よく喧嘩するけど、朝おきたら仲直りします。」

安田小学校から2〜3年生のときの担任、宮川先生が
福田に来てくれマシタ。
「壺井栄賞では人との交流が描かれているものがいいと思ってます。
笠井君の作品は外国の人との交流を描いていて一気に
最後まで読みました。」
将来は世界の人をつなぐような、交流できる仕事について欲しいと
一咲君と笑顔を交わしながらお話してくれマシタ。

お父さん、お母さんから一咲君にメッセージ、デス。
「一咲、おめでと!これから、とにかく自分のやりたいことを
見つけて頑張ってください。」
「一咲へ。思いやりのある優しい男性になってください。」

そして一咲くんから
「お父さん、いろんなところへ連れて行ってくれてありがとう。
これからも連れて行ってください。」
「お母さん、いつもおいしいご飯を作ってくれてありがとう。
今度は辛くない緑のカレーを作ってください。」

「将来の夢は世界一周!
明るい国、みんながフレンドリーに話し合い遊んでいる国に行きたいです。」
きっと素敵な大人になって
たくさんの国へ出かけることができると思いマスよ!
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