2014年08月07日
オリーブのリーゼントWSから見えること(オリーヴァー)
醤の郷、馬木散策路の途中にある作品『オリーブのリーゼント』
・・・あ。写真はっぽい白ナスが近くに飾られてあったので。
7月29日に小学生を対象に
デザイナーの清水久和さんによるワークショップが行われマシタ。
瀬戸内国際芸術祭2014以降、小豆島では様々な試みが行われ
島全体の雰囲気が変わってきたように思いマス。
そこで今回のWSに訪れた清水久和さんに質問してミマシタ。
7月末に行われたワークショップは
約30CMほどのオリーブのリーゼントを石膏で作り
色付けをするというもの。
参加した子ども達は島内外から定員20名いっぱいの
子供たちが集まり、
清水さん、スタッフの皆さんの指導のもと自力で作品を作り上げマシタ。
きちんと出来上がるように最低限の手助けをしつつ
一緒に楽しんでいる、清水さんにいくつか質問をシマシタ・・・。
清水さんのワークショップは3回目になりマスが
どれも子ども達を対象に行っているのはなぜなんでしょうか?
「人は大人になるにつれて表現することをやめてしまう。
島の宝とも言える子供たちに自由に表現する場を与えることにより
小さな頃から表現力を養い
将来の視野を広げられるのではないかという思いから。」
そう答えてくれた清水さん。
WSのときにオリーヴァーが気になっていたのは
自由に色づけこそされている作品デシタが、そのキャンパスとなる
石膏づくりの部分では、ひじょうにきめ細やかな指導、手助けがされていたこと。
自由な表現の土台になる部分を子ども達の目の前でやることで
参加したお子さんに質の高いプロの仕事、そして土台の大切さが
伝わったのではないかと思いマス。
オリーヴァーの感じた変化
瀬戸芸以降の小豆島の印象についてもお聞きシマシタ。
「芸術祭を通して島でいくつものプロジェクトが始動し
住民もそれに関わっていくことで
人と人との交流が深くなり、以前よりもどこか生き生きしているように思える。」
そうなんデス!!
芸術祭で多くのクリエイターと関わりさらに多くのお客さんと出会った小豆島の皆さんは
ご自身の地域のことを自信いっぱいに語ってくれる方が増えたように思いマス。
「また、芸術祭の作品を新たな島の見所として点在させることで
今一度小豆島の観光業や特産品など
島ならではの良さを見直すきっかけとなった。」
醤の郷には400年から続く日本でも珍しい醤油産業が
今なお残ってイマス。
作品鑑賞に訪れて
小豆島のお醤油造りを初めて知った人も多かったのではないでしょうか。
醤の郷だけでなく、福田では石の産業。
坂手港は観光のスタート地点として、また中山の千枚田や
三都半島の自然など・・・
アート作品を通して小豆島に住む人、訪れる人が
その場所を知ることができるってすごいなーって思いマス。
そして、そのアートの力を受け継ぐ子ども達。
この経験はきっと彼らの力の源になりマスね!
小豆島を再発見するアート。
まだご覧になっていない方、芸術祭以降訪れていない方。
もう一度、小豆島でアートツアーにお出かけクダサイ。
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