2012年06月30日
肥土山・虫送り
清々しいほどのお天気だった昨日、訪れた多聞寺さんでは
平服ではあるもののお詣りに来られた方にお会いシマシタ。
いつの間にやら、羅漢さんがずらりと増えておりマシタよ。
多聞寺さんのある肥土山地区では毎年7月2日の半夏生の日に
約350年も続く虫送りが行われてイマス。
多聞寺さんによると、今年も地域の保育園、幼稚園、小学校の子どもたちと
その付き添いの大人、そして見学にこられる方々など
多くの人が虫送りに参加するそうデス。
昨年の写真
肥土山地区と中山地区は隣り合わせデスが
肥土山という名前にふさわしく、こちらの水田は広々と広がってイマス。
「五穀豊穣」「厄災消除」を祈り、田と田の間を行列を作って練り歩く虫送り。
火手(ほて)と呼ばれる松明のようなものは、各家庭で
工夫を凝らして作られるようデス。
肥土山の虫送りは午後6時から多聞寺さん本堂でお参りをして
それから近くにある虫塚で虫供養が行われマス。
昔は練り歩きながら「稲虫 来るな。実盛 失せろ。」と唱えていたそうデス。
稲虫は稲につく害虫のこと。
実盛と言うのは平家の武将、斎藤実盛のこと。
平安末期、源義仲との戦で
稲に足を取られ打ち取られてしまった実盛が、稲を恨んで稲虫になった
とういうお話が伝わっているようデス。
半夏生の日、冬至にかぼちゃを食べるように
香川県ではうどんを打って食べるという風習があるそうデスが
小豆島はそうめんなんだろうか・・・と考えつつのお詣りデシタ。
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