
会議の最初に塩田幸雄小豆島町町長から
「小豆島はオリーブの島ですが、実は石の文化のある島なんです。
棚田に桟敷、猪鹿垣にまた、マントル直結安山岩。
島中に石の文化が残されている。」と今回の会議を開くきっかけになった
小豆島の文化について説明がありマシタ。

また、同志社大学とNPOソクラが調査したかもめ石周辺の
報告に、これまで行った企画などの説明も。

今回、出席された有識者の方々は以下の通り(五十音順)
岡田 健 東京文化財研究保存修復科学センター長(文化財学/文化財科学・美術史専門)
柴田 昭二 香川大学教育学部教授(日本語学科専門)
清水 真一 徳島文理大学部文学部教授(文化財学/文化財科学・建築史教授)
巽 好幸 神戸大学大学院理学研究科教授(岩石・鉱物。鉱床学・地球宇宙学専門)
玉野 富雄 大阪産業大学工学部教授(地盤工学専門)
中村 博司 大阪城天守閣元館長/龍谷大学・大阪樟蔭女子大学非常勤講師(日本史専門)
新納 泉 岡山大学大学院社会文化科学研究科教授(考古学専門)
横山 俊治 高知大学教育研究部教授(地質学)

各ご専門の分野から、小豆島での調査、活動報告に基づいて
様々な意見を聞こうというのが今回の有識者会議の目的のひとつ。

また、この会議は一回で終わるものではないそうデス。
東瀬戸内文化圏の歴史や景観、またそこに暮らす人々の
生活、文化など人類の遺産として守り伝えていくため必要な提言を
何度も伺いながら地域文化の継承を目指すもののようデス。

ひじょーに堅苦しそうではありマスが
「姫路からフェリーで福田を見ていて、石舟のイメージが見えた。」
「小豆島ではバス停ごとに降りて方言を調べたことがあり、生活、暮らしに
関わることに興味があった。」
など、始終和やかに会議は進みマシタ。

この他にも石の考古学は世界に通用すること
島の文化という目線を失ってはいけない・・・・・

地元の人たちも誇りとなる本物のストーリー、事業を伝える
島の魅力を活かし位置づけることが重要だと
次々に提言がなされ、今後の調査、事業についての話し合いに時間が
足らなくなるほどデシタ。

これらの提言を受けて世界遺産化対策室運営委員会でのこれからの調査
また世界遺産化対策室での事業を展開しつつ
また、改めて有識者会議を開く予定。

小豆島発の石の文化を中心とした東瀬戸内文化圏の調査と今後が楽しみデス。
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