2013年05月12日
残したい風景(オリーヴァー)
中山棚田協議会の田植え縄と呼ばれる苗を同間隔で植えるための道具を使い
いっせいに青空の下、学生約20名が楽しげに参加しました。
棚田協議会の九野会長(右)と岡田さん(左)は
「地元からテコ入れをせんとな。」と笑顔で学生らを迎えマス。
植えられた苗は稲刈りまで中山棚田協議会が日常管理をしながら
学生ボランティアも参加する予定。
「ここいらは田んぼが小さいから、昔から田植え縄やハタっていうのを
使って苗と苗の幅を計ってたんです。」
田植え縄は縄に結び目がついたもので多勢で植えるとき用
ハタは碁盤の目になった農具で2〜3人用だそうデス。
香川大学農学部のボランティアの皆さんは
夏には伝統行事である虫送りに、使用するほてづくりから参加し
稲刈り後は香川大学の大学祭に中山千枚田のお米を出品するそうデスよ。
初めて田んぼに入った学生さんも多く、慣れるまでは大変だったようデスが
「歩きにくかったけど、気持ちよかった!」ってお話してくれマシタ。
昨年夏に香川大学ではインドネシアの大学を含む6大学で
地域の農業などが抱える問題について学び、その際に棚田の維持に
興味を持った学生が自ら今回のボランティアを申し出たそうデス。
小豆島町中山、湯舟山。標高452Mから千枚田に流れだす、湯船の湧水の音を聞きながら
青々とした棚田にお天気のいい日には青空が映し出されるこの季節。
地元の方の、棚田を後の世まで残したいという気持ちに共感した
オーナーの皆さん、そしてボランティアの学生さん
そして日々の農作業に勤しむ中山の皆さんと、
日本の棚田百選にも選ばれた中山千枚田、懐かしい日本の原風景に会いにきてクダサイ。
以上、今日の小豆島町Short Shortデシタ。
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