湯舟の水がごうごうと音を立てて流れる中山、千枚田。
田植えが始まったと聞いて見学してキマシタ。
千枚田のオーナー制度もスタートし来月にはオーナーになった方々の
田植えが行われマス。

小豆島町の農林水産課では
「水路整備や掃除に訪れることで、一歩ずつ地元の方々との
繋がりができはじめています。」とのこと。
後の世にまで残したい日本の大切な風景・・・の中に人の姿発見。

こんにちは!ご精が出マスねー。(怪しくないデスよ!通りすがりのふくろうデスよ)
お声をかけさせていただいたのは下地さん。

「ちょうど、下の田んぼに移ろうと思ったとこ。
ちょ〜っと待ってくれる?」
お邪魔をして申し訳ないデス。でも田植えの現場に来られて嬉しいデス。

いくつも段々になった小さな田んぼ。田植え機は小回りの効くサイズが使われてイマス。
「この間、定年になって宝塚から小豆島に帰ってきたとこ。
田んぼはおじさんが持っていたんですよ。」

定年退職後、一念発起で中山で農業を始めた下地さんデス。
「放っておいたら荒れるだけ。じゃあ、やってみようかと。」

こうやって棚田のことを考えてくれる方がいるおかげで
千枚田の美しい風景が守られるんデスね。

「でも。始めたばかりで。どうなるやら・・・」と笑う下地さん。
田植えまでこぎつけただけでもスゴイってオリーヴァーは思いマス。

今月に入ってからは香川大学農学部の学生16名も棚田ボランティアとして
溝掃除、田おこし、田植えに参加予定だそうデス。

今回のオーナー募集で棚田に関心を持たれた方、地域の方々、
下地さんのように都会からUターンの方、多くの人によって
中山千枚田の景観と美味しいお米が作られていきマス。

一つ一つは小さな田んぼ。
小さな努力と温かい交流で千枚の田んぼに稲が実る日はもうすぐデス。
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