瀬戸内海の色を写したようなきれいな、カバーのソフトカバー。
パラフィン紙の見返しにも空と海、船の一部が印刷されて
ソフトカバーながらちょっと贅沢な作りになっておりマスよ。
何より気になるのは内容デスが
原案はもちろん監督も務めた大森研一さん。
2000年に「メイドインジャパン」で第37回文藝賞を受賞した
黒田晶さんが書き下ろしマシタ。
映画・瀬戸内海賊物語では主人公の子供たちの中でも
村上水軍の末裔の楓にスポットがあたっていマスが
本書では映画の中で楓を助ける冬樹が語り手となってイマスよ。
また映画のストーリーとはイメージは変わりマセンが
子供たちの住む島を取り巻く状況は全く違うので
映画のあとから読んでも、読んでから映画を観てもどちらも
リンクした部分、全く違った部分、両方楽しめマス。
そしてちょっぴり甘酸っぱい青春小説としても読めマスよ。
小学校中学年から中学生くらいのお子さんでも読めるよう
画数の多い漢字などにはルビも打ってあるので
プレゼントしても喜ばれそうデス。
ページ数は214ページで本体1200円+税。
線描のやさしい挿絵もなんだか懐かしいデス。
大人も気軽に夢と冒険の世界へトリップできる一冊デス。
この他にも今年は海賊、水軍に関する書籍が多く出版されマス。
まずは、瀬戸内海賊物語の公開に向けて気楽に読めるこの本から
読み始めてみてはどうでしょう。
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2012年04月22日
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