もうすぐ桜も咲き始めそうな小豆島。
まさに今は「出会いと別れ」の季節です。
「あのな、もうちょっとしたら、ひーくん転校してしまうんやて」
と息子がぽつりといいました。
いつも遊んでくれていた友達のひーくんとは
よくけんかもしてきたけれども、いつもすぐに仲直り。
息子にとってはとても大切な友達です。
とっさのことに、「そっか。でも離れてもまた会えるから。」
としか言ってあげられませんでした。
そして別れの日。
港でのお別れセレモニーで、ひーくんに手紙を読んだ息子。
「ぼくはひーくんのことが大好きです。また一緒に遊ぼうな。」
としめくくられた手紙は、大切な友達を思いやる気持ちであふれていました。
小豆島でのお見送りは、小豆島を離れる人と見送る人を紙テープがつなぎます。
しっかりとつながれた心と心のように見えます。
小さく握りしめた手からすべてのテープが放たれたとき
小さいなりにもきちんとお別れの意味を理解するのかもしれません。
小豆島には、先生や警察官などたくさんの人が、島のためにやってきてくれます。
たくさんの人に支えられ、守られて生活をしていることにあらためて気づきます。
本当にありがとうございます。
そして、また新しい出会いを迎え、小豆島の春の海は今日もきらきらと輝いています。
2013年03月30日
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