
(有)丸仲食品、代表取締役の柴田 潤逸さんデス。
オリーブシロップ、お菓子に使っているのをいただいたことがありマスが・・・。
「ポリフェノールを含んだオリーブの果汁は苦味が強くそのままでは
とてもじゃないけど食べられないでしょう?
発酵食品研究所と共同でやってたんですけど、試行錯誤しているうちに
オリゴ糖が苦味を軽減する事が分かったんですよ。」
・・・まんまの果汁は見るからに苦そうデスね・・・

そうして出来上がったのが「オリーブ果汁シロップ」
オリゴ糖がオリーブ独特の苦味を包んで栄養成分はそのままに腸まで届けるそうデス。
「オリゴ糖だけでは甘さや味に不満があったので
ブドウ糖果糖液糖も入れておいしくしてありますよ。」

最近ではスーパーなどでも見かけるようになったオリーブサイダーにも
このオリーブ果汁シロップが使われてイマス。

「化粧品会社のサプリにも使われるようになったんですけど
”ヒドロキシチロソール”と言うのがオリーブの成分ですね・・・。
一粒に3.3mg、1回2粒を3回飲むようです。」

「オリーブ果汁シロップをそのまま使う方が量は多く取れます。
なんにでもかけたり混ぜたりできますが、苦味を包んでいるオリゴ糖は
熱に弱いので熱いコーヒーなどに入れてしまうと・・・」
溶け出して苦くなるんデスねえ?

化粧品会社のサプリにも使われるくらい美肌に効果がありそうデスが
オリーブ果汁シロップ、お高いんでしょうかー。
「ひと瓶(250g)800円。」
おお。これなら手が出せそうだー(そして荷物が重くなるオリーヴァー)

「小豆島のオリーブは果実の油分はオリーブオイルに、絞ったあとは
牛やはまちの餌になるでしょう。
でもポリフェノールは捨てられる水分にたくさん含まれていることが
分かっていたので。食品にできないかと考えたんです。」
オリーブ、捨てるところなし!ってことデスね。

ちなみに今現在、行われているオリーブの木の剪定。
その時に切った枝は観光施設でクラフト体験に使われる他
葉っぱを乾燥させてオリーブ茶を作る業者サンもあるようデス。

オリーブ果汁シロップは島内のお土産物屋さんで購入できマス。
小豆島にお出かけになったら、要チェック!!デスよー。
以上、今日の小豆島町Short Shortを詳しくお届けシマシタ!
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