
「次男です。」とお客さんにお醤油造りの説明をされている方を
通りすがりに教えていただきマシタ。

ご挨拶する間もなく「麹造り」をしている工場へ。
麹(こうじ)を作るためのオートメーション機能があるのは
小豆島ではマル金醤油さんとヤマヒサさんだけなんだそうデス。

発酵中のもろみ蔵には噂通り!琴の音が流れてマシタ〜♪
いくつかの種類に分けてもろみを作ってイマシタが・・・

こだわりのあるもろみ蔵も発見・・・
「全て無農薬で作っているもろみで、ヨーロッパの方にも輸出していますよ。」
ほぉぉー!!!小豆島のお醤油は海外にも出ているんデスねー。

発酵したもろみは麻布に包まれて圧縮。ぽたぽたと絞りたてのお醤油が出てマス。
「カメラ、角度を変えたら醤油が流れ出ているところが
分かりますよ!」

・・・ほんとだー(何年カメラ持って仕事してんだろう)
・・・ところで植松さん、アレはなんデスか?

「醤油を絞りきったもろみです。細かく粉砕して牛の餌になります。
これだけだと、塩分が多いので他の餌と混ぜるんですよ。」
・・・ってことは食べられる物なんデスね?

「・・・・・・・食べられる物ですが???」
ちょっとつまんでいいデスか?
「・・・・・・・。」

つまんだ搾りかすは、けっこう大豆の風味があって
口あたりこそパサついてマシタが、”けっこう美味しいデスよ!”
「・・・まあ、フリカケに加工できないかと言ってた人も
いましたけど。」

珍しいものを見る目をされてしまいマシタ。
えー(切り替えて!)大きすぎて(また)上手く撮影できませんデシタが

「花醤」は他のお醤油とは酵母が違うので混ざらないように!と別のタンクで
「文字通り、箱入り娘ですね。」と大事に育てられてマシタ。

ってことで、お味見〜♪

「まずは色。どうです?」
わあー違うもんデスねえ。薄口醤油よりは濃い目デスが
赤に近いデスえね。

さてちょっと舐めて・・・
「香りはいかがですか?」
はっ・・・!!違う〜!!明らかに違いマスよお。

「お酒はよく、白桃だとか実や花から酵母をとって
作るんですが、お醤油の菌はお酒の酵母と違って
塩分にも強くなければいけないんです。」

小豆島に発酵食品研究所ができ、小さな小さな麹菌について
調べることが出来る機材があるということがヤマヒサさんの発想を現実にしたんデスね!

お薦めの使い方は、お豆腐、刺身、握り寿司に使用。
小豆島を凝縮したお醤油は柔らかな香りとライトな味わいデシタ♪(やっとお味見成功)