2013年07月02日

世界に向けて発信できる場所(オリーヴァー)

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●「なぜ讃岐ジオパークを目指すのか」
  香川大学工学部教授 理学博士、長谷川修一氏


「地球の歴史を知るジオサイトでは、自然を知る、今なにが行われているかを

 知ることが大切です。巨大な自然災害で致命的なことになる前に。」

と警鐘を鳴らしジオサイトをめぐるお話をしてくれマシタ。

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●「なぜ世界のマグマ研究者が小豆島に注目するのか」
  神戸大学大学院理学研究科、理学博士、巽 好幸氏


「私たちの星が、なぜ金星や土星、水星でなく地球なのか。

 安山岩の星、地球なのかを考えるべき。」

 と皇子神社のマントル直結安山岩の存在が、

 いかに世界でも珍しい場所なのかを教えてくれマシタ。

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●「今日の花崗岩地質学の知識からみた大阪城改築時代の小豆島の石工の知識と技術」
  深田地質研究所主査研究員 理学博士、吹田勝代氏


 「花崗岩の固さと崩れやすさについて、また石工の知っていたこと・・・」

 石の性質と石目を読み石を割る技術について分かりやすくお話されマシタ。

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●「天狗岩磯丁場および海底遺構調査から分かる海洋民の文化景観」
  同志社大学文化遺産情報科学研究センター長 文学博士、津村宏臣氏


「夏と秋に岩ヶ谷のかもめ石周辺調査をし、地表と海底の地形について

 基礎となる調査をしました。」

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調査結果から黒田藩の天狗岩丁場で実際に働いていたのは

海の知識があり巧みな海運技術があったひと達だと推測できること。

離岸流を見つけ、それを運搬に利用していたのではとお話しシマシタ。

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そして後半のフリーディスカッションでは

「石目を読む技術、1400万年前の

 地球の様子から分かることなど石の文化を継承していくことが重要」

と長谷川教授のナビゲーションの元、楽しいディスカッションが行われマシタ。

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津村教授による天狗岩丁場〜岩ヶ谷のかもめ石周辺の

調査は継続され、最終的には東瀬戸内海の文化をまとめたいとの事デス。

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石の魅力を知ってしまった、参加者の皆さん。

残すべき技術、伝えていく努力が必要だと気づいてしまったのではないでしょうか。

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さて、福田に細々と残る石目を読み、割る技術。

    最後の仕上げデス。



P1010962.jpgスパッと

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posted by しまラジ! at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ○グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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