小豆島にあった残念石を当時の小豆島青年会議所のみなさんが
江戸時代の方法を再現して大阪城に運んだことがありました。

大阪場に到着した際には、石節踊りの披露など、
華やかな歓迎のセレモニーで迎えられたそうですよ。
その時の石は天守閣に設置されています。

このたび、小豆島に帰ってくる石は、多くの放置された石の中から
JCシニア会のみなさんと石の専門家、石屋さんが大阪城へ出かけて行き
たーくさんの残念石の中から探し出した小豆島の石。

石の重量はなんと4トン!!
巨石を載せたいかだを漕ぎ、赤ふん姿の若者が
坂手港に引き上げます。
先陣を大漁旗を掲げた漁船が先導するそうですよ。かっこいい。

400年ぶりに帰ってきた残念石を迎えるのは
石節おどり(※)と小豆島町内海八幡神社の秋祭りに奉納される「馬木・幟さし」に
橄欖太鼓、地元苗羽小学校の音楽部による演奏です。

※石節おどりは石を切り出し、運搬する時に石工が歌った作業歌「石節」に踊りをつけたもの
引き上げられた石は、石を運ぶ「修羅台」に載せられ会場の中を修羅引きされます。
修羅引きはなんと当日飛び入り参加OK!

里帰りした残念石は島内で展示されます。
「どうやって運んだんだろうかなんて、
100年後、僕たちの子孫も石の事を考えるかもしれませんよね。
このイベントの事を知ってびっくりしてくれるかもしれない」

企画した小豆島青年会議所シニア会のみなさんの笑顔は
いたずらな少年のようです。
受け継がれて行く石の文化ロマン。

7月28日(日) 11時30分〜14時30分
「大坂築城残石里がえりフェスティバル」
場所:小豆島町坂手港グラウンド
主催:小豆島JCシニア会
ぜひお越しください。