あちらこちらにきれいな湧水が湧いている島です。

小豆島八十八カ所札所の中には
第42番札所西ノ瀧や第3番札所洞雲山などのお寺に
弘法大師が作ったと伝わる滝や泉がありますし、
中山には日本の名水百選に選ばれた「湯船の水」があります。

今回訪ねたのは小豆島町西村の第26番札所阿弥陀寺の奥ノ院の「御水の大師」
国道436号線をCafé MUMUさんの横の細道をずっと登ったところにあります。

地元の人に「お水大師」と呼ばれて親しまれている井戸にはこんな伝説が残っています。
西村の原地区には伝次郎さんとお母さんが住んでいました。
ある日お母さんが「夢つげ」を受け、に伝次郎さん達数名が自然石に大師像を掘ってお祀りしたところ、
きれいな水が湧きだしたというものです


1866年(慶応2年)の出来事だそうですが、
それ以来ここのお水はどんな日照りにも枯れることがないんだそうです。

「大師の水」で飲むものを作るととっても美味しいと、
地元の人以外にも島外からも汲みにいらっしゃるそうです。
取材の時に、お会いした方はこんぴらさんで有名な香川県琴平町からいらした来られてました。

井戸からお水を汲み上げてみました。
澄んでいてひんやりと冷たく、暑い日にはとっても気持ちがいい清水でした。

そういえば同じ西村地区に清水という地名があるんですが、何か関係があるのかな?
お大師の水でいれたコーヒーを飲みながらふと思いました。