2013年03月24日
男木島の昔、今・・・(オリーヴァー)
男木島でお土産をたくさん購入したオリーヴァー。
実はもう一つ、手にしたモノがありマス。
それがこちら。
克重ばなしー男木島の歴史をたずねてー
中山 克重 著(1500円)
正直、この本を手にとったのは表紙のデザインが西村記人さんであったため。
西村記人さんは、男木島出身。国内外で活躍されるアーティストさんデス。
※FM香川JOY-U CLUBにもゲスト出演されたことがありマス。
そんなわけで、「男木島の歴史」という言葉にも惹かれ
読み出しマシタ。
著者の中山 克重さんという方、残念ながら亡くなっておられマシタ。
男木島の歴史は今までまとめられたことがなかったようで
克重さんが、少しずつフィールドワークを重ねていたようデス。
道半ばで病に倒れた著者の気持ちを形にしようと
「男木の歴史と未来を考える会」が今年2月に一冊の本にシマシタ。
歴史本とは言っても克重サンのお話は軽妙で、日常の面白いお話を
織り交ぜながら短いセンテンスに分けられたエッセィ集。
非常に読みやすかったデス。
本の中にも出てキマスが
男木島の中心には玉姫神社がありマス。「豊玉姫」をお祀りした神社デスねー。
豊玉姫は古事記、海の神様わだつみの娘。海幸彦、山幸彦のお話に出てくる
お姫様デスね。
浦島太郎さんの乙姫様、という説も面白く読みマシタ。
2010年の瀬戸内国際芸術祭についても島の側から感じた事が
書かれており、大変興味深いデス。
ちなみに作家の西村 望さん、西村 寿行さん兄弟も男木島の方。
西村 望さんとお話した男木島の天狗の話も面白く・・・
神代の時代から瀬戸芸までがぐぐっと詰まってつながってイマス。
序章に、西村記人さんが書かれている
「残された私たちは彼の書いたものは元よりだが、彼の書かなかったこと、果たせなかったこと
にも留意すべきなのだ。」(克重ばなし序文より引用)
と言う言葉にも感動を覚えマス。
男木島に興味を持った方にお薦めの一冊デス。
フェリーの待合所でも購入できマス。
<男木島関連記事>
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