studio-Lの太田有紀さんにどんな作品が作られるのかお聞きしました。
「ひしおの郷はお醤油が作られる地域なのでお醤油にちなんだ作品を作っています。お弁当などに入っている小さいお醤油の容器をタレ瓶というんですが、
そのタレ瓶の中に10種類の濃度に薄めたお醤油を入れてお醤油のグラデーションで壁を作ります。」
「タレ瓶の中身は地元の人達の家にあった古い醤油やひしおの郷のお醤油を使っています。
お醤油を10色のグラデーションにするのはヤマロク醤油の山本康夫さんが作業を全面協力してくださいました。」
「ひしおの郷に住んでいる方はすぐ近くにお醤油屋さんがたくさんある環境なので、
お醤油に対してすごくうるさいんです。
例えば、旅行に行くと宿に置いてあるお醤油を透かして見るだとか、マイしょうゆを持って行く人もいるそうですよ。」
「私自身はお醤油を透かして見るという事がなかったので驚きました。
新鮮なお醤油というのは透かして見ると赤っぽいきれいな色をしています。そのお話の中から、醤油を透かして見るとか光に当ててみる、そういった行為を連想させるような作品を作ることになりました」
こちらがグラデーションをつけたお醤油
これだけでもとってもきれいなのですが、これを壁にすると・・・。
使われる醤油のタレびんは8万個。
旧醤油会館の中に不思議な空間が広がりそうですね。
studio-Lの一員として小豆島を盛り上げる太田有紀さんからのメッセージをいただきました!
(左から太田有紀さん・林百合子さん・久綱彩友美さん)
「作品をただ見るのではなく、地域の人との関わり合いだとかその土地土地の雰囲気も一緒に味わっていただきたいなと思います。
できれば、瀬戸芸の期間だけじゃなくてそれ以外の時も来ていただいて、小豆島全体をゆっくり楽しんでいただくのがいいですね!」
「3月12日は5回目になるワークショップがあります。
山崎亮が来島して今までのまとめ的なワークショップになると思います。
気になった方はどなたでも大丈夫ですので19時からひしおの郷・旧醤油会館に遊びに来てください。」
旧醤油会館は休憩スペースも作られる予定。
ひしおの郷ならではのお醤油に関する展示コーナーもできるそうです。
日本有数のお醤油の郷・ひしおの郷のお醤油アート。
完成が楽しみです
<関連記事>
・醤の郷でアート制作(オリーヴァー)
・小豆島コミュニティアートプロジェクト(ニーナ)
2013年01月01日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック