ジャックさんのお話です。
「最初に神浦(こうのうら)に来てこの夕焼けハウスの展示場所を見た時に一番印象に残ったのは荒い土壁。そこに歴史やストーリーが必ずあると思いました。」
「三都半島の印象は風景のすごくきれいな場所。
そして、元気な人もいるんだけど、その中に苦しみやいろんな歴史が重なっていると感じました。きれいというだけではなくて、島の人口が減っているとか、仕事がないとか、そういう厳しい現実もある。という、二つの事を感じました。」
「今年で3回目の展示になるんですが、一回ずつ、いろんな人と自分のストーリーがつながって意味が深くなりながら続いているというような感じがしています」
「ゆっくりゆっくり、散歩しながら時間をかけて歴史を調べたり、
地元の人と語り合ったりしました。
地元の人の気持ちもまだまだ100%は理解できていないと思いますが、
私の目的と地元の人との目的とを合わせられるように、一緒に考えることがすごく重要だと思っています。」
「手伝いに来てくれるこえび隊もすごくみんな、ここに新しいエネルギーを
入れてくれていると思います。」
「地元の人と一緒に三年かけて制作してきました。共有性を持つものが作れたと思います」
そこにある素材を使って、その土地に住む人の思いや歴史などを汲みあげながら作られたジェームズ・ジャックさんの作品。
地元のみなさんとの交流の中で考えられ、制作された「夕焼けハウス」はずっと前からそこにあったみたいにその場所に溶け込んで受け入れられています
次回は夕焼けハウスについてお聞きします。
2012年11月01日
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