
シンガーソングライターう〜みさんは絶対音感の持ち主。
普通に考えるとうらやましいとしか思えないことですが、「違った存在」という風に扱われて小さい頃はまわりの友達に溶け込めなかったそうです。

小さい頃の悲しかった思い出や、部活中の事故で脊椎損傷。
そして障害を持つ身になってから音楽に戻った事。
思うように指が動かなくて、足で弾いてみたり、グーで弾いたりと
色んな工夫やリハビリをした事。
そんな自分の身に起きたことをピアノを奏でながら話してくれました。

今でも障害でいろいろ不安な事もあると思うのですが、
それでも東北大震災の被災地に入って歌い続けています。
まわりの人との出会いや自分の置かれた大変な環境にも感謝し
今の自分にできることを精いっぱいやる、とう〜みさん。

う〜みさんは毛布で包んでくれるような優しい歌声と強い言葉で
たくさんのメッセージを投げかけてくれて・・。
白状するとニーナは最初っから泣きっぱなしでした

芸人の小藪千豊(こやぶやすとよ)さんの為に作った「プリン」という曲を聴いた時はもう大洪水。心のごみを洗い流してもらった気分です。

「生きていればどこかで人生の“おまけ”がもらえる」と言う、う〜みさん。
その言葉通りに別の島で出会っていた石井岩男さんとの思いがけない再会、懐かしい人と出会うという“おまけ”をもらっていました。

他人に偏見を持たない事や自分にできることを精いっぱいする。感謝する。
まわりの人の事も、まだまだ大変な思いをしている被災地の人の事も
見ないふりはしてはいけないなあ。
そういう風に「人権」について自然に考える時間を持つことができました。

どこかでう〜みさんの名前を見かけたらぜひコンサートに足を運んでみてくださいね。
「できるかどうかわからんけどやってみよう」
という、前向きな気持ちになれますよ
