

歩き遍路をやってみたいとか。
これから歩き遍路で小豆島八十八か所を回ってみようと思っている人のアドバイスなどはありますか?

「あまり、知識を求めずにまず、実践してみる。まず、歩いてみる。
それが、大切かなという風に思いますね。
準備を十分するのではなく、行きたいと思った時に赴く。
歩いていく中で何かを見つけていくというのが
弘法大師様の気持ちに近いんじゃないかと思います。」


「ついつい我々はこれをしたらこうなるという風に、結果を求めてしまうんだけれども、
お遍路というのはあんまり、
結果を求めてなにかをするというものでもないと思います。
もちろん、強い願いがあって、その願いをかなえてもらいたいという、
強い意志でする場合もあるでしょうけども、
でもそうじゃなくてあるがままに自然体で巡ってみるという事も
時には大切なのかなという風に思ったりもしますね。」


ご利益や八十八か所を巡るという達成感を求めていたかも・・


「自分の意志でお遍路をしてみようと思われるにはいろんな理由があるのじゃないかな。
その思いや理由が一つのきっかけとなって小豆島、またほかの霊場にお参りをする。
あまり知識を蓄えずに、ほんとに自然体で無垢な状態であるがままを受け入れる。そこに路があって、そこに札所があってそういう所を歩いていくというのが遍路かなと。」

「そして、それを実践していく中で感じることが出てくるのかなと、
それが、遍路の醍醐味かなと思ったりしています。」


それが、しんどいとか楽しいとかでもいいし、季節や人との出会いやいろんな発見につながることもあるし、つながらないこともある。それでもいいんですね。
お話を聞いてお遍路に行くという事がぐっと身近になったような気がします

小豆島八十八ヶ所霊場〜基礎知識〜(ニーナ)
小豆島八十八ヶ所霊場〜基礎知識A〜(ニーナ)