「小豆島にも八十八ヶ所霊場があるの?」とか、
「お遍路に行ってみたいけど、きっかけがなくて・・。」
という方の為に!
小豆島霊場が身近なものになるように基本的な事から教えていただきました。
(小豆島霊場会会長 大林實温(じつおん)さん)
島開きはなぜ、1月21日なのですか?
「21日というのは弘法大師にとてもご縁のある日にちなんです。
弘法大師は3月21日に高野山で入定(にゅうじょう)したと言われています。
「毎月21日が弘法大師の日と言われていますが、新年になって一番初めの1月21日。
初大師の日に島開き法要が行われています。これは、ずっと昔から続いている事なんです。」
小豆島霊場は平成26年に開創1200年を迎えるとお聞きしてびっくりしました。長い歴史があるんですね。
「八十八ヵ所霊場というのは古いものも新しいものも全国各地にいっぱいあるんですね。
いっぱいあるんですけれども、この小豆島の霊場というのは極めて古いものだという風に考えられています。」
「弘法大師空海が自分の故郷である善通寺と都である京都を、何度も行ったりきたりしている間に小豆島に立ち寄って、小豆島の山野を巡り、山林修行をされた場所。
それが小豆島八十八ヵ所の基盤になったと考えておりますので、
どちらかと言えばより古い形を残している霊場かなという風に思っております。」
そうだったんですね!!全然知らなかったです。(びっくり)
「瀬戸内の島々の中には島四国と呼ばれる四国八十八ヵ所のミニチュア版があります。
ですが、その多くは四国八十八ヵ所をなぞる形で、四国八十八ヵ所のご本尊と一致させています。」
そうなんですか!(またもやびっくり)
「ところが、小豆島霊場の場合はお四国とご本尊などが必ずしも一致しないところが多いんです。
お四国の姿を借りて島の人々がお参りする島遍路とはちょっと違っているようです、私たちはお四国と小豆島霊場の関係は親子ではなく兄弟だと思っています。」
「初めての方がわかりやすいように」
なんて、エラそうに言っておきながらニーナも初めてお聞きすることがたくさんありました。
次回は小豆島のお遍路さんについてお聞きします
2012年11月01日
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