● 久保田 沙耶(くぼた さや)さん
1987年生 茨城県出身
筑波大学芸術専門学群構成専攻総合造形卒業
東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修士課程卒業
東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻油画研究領域在学中
作品タイトル:daily dig#3(daily dig series) 制作年:2012 年(協賛:SWAROVSKI GEMS, (有)満山自動車 収蔵:フリードリッヒフリックコレクション)
○ レジデンスでの活動予定(作品プラン概要)
今回の粟島でのレジデンスでは「daily dig」というシリーズをプロジェクト化して進めたいと考えています。
● 中島 健(なかしま たけし)さん
1983年生 兵庫県出身
2006 尾道大学芸術文化学部美術学科卒業
2008 尾道大学大学院修士課程美術研究科修了
2012 東京芸術大学大学院修士課程美術研究科修了
タイトル:『消えてなくなるいい景色』 制作年:2012 年
○ レジデンスでの活動予定(作品プラン概要)
『自然や他者といったコントロール不可能な存在の見え方を、作るという行為をインターフェースに展開していく。』ということを基本的なコンセプトとして、現地の島の環境の中で、フレキシブルな形で制作していきます。
● 濱野 貴子(はまの たかこ)さん
1975年生 東京都出身
立教大学卒業(社会学専攻)
リートフェルドアカデミー卒業(ファインアート専攻)
○ レジデンスでの活動予定(作品プラン概要)
在大学時代に滞在した、漁業を生業とする水俣が抱く人間と自然の共生のかたちに心を打たれた。2003年からオランダの漁村アーネマウデンに、また2007 年から高知県土佐清水市の漁村、窪津に滞在しフィールドワークをしつつ作品制作した。これらのプロジェクトでは、自然と共に生きる人々の暮らしの中に存在する「神話的な感覚」や「懐かしい世界」を地域の記憶の中に探しつつ人々と交わり、言葉、唄、イメージや音を集めた。集まったマテリアルをもとにリアリティーと想像の世界が交通するような物語をつくり、これを作品を通して共有することで地域に届けなおしてきた。
本レジデンスでは、瀬戸内海に浮かぶ島の生活文化に深く触れ、人々や自然、歴史との出会いの中から新たな粟島の物語をつくりたい。これまで滞在して来た異なる漁村の生活文化の独自性とそこに共通するアーキタイプのようなものを発見し綴りながら、今日本や先進国社会が急激に失いつつある自然との共生の感覚を描き留め、分かち合い、未来のために残したい。
なお、滞在地域との関わりが作品制作過程の重要な基盤になる。集落や島の生活文化についての聞き取り調査を地域のお年寄りや子供を中心にさせていただき、島の歴史、地形などにも見聞を深めたい。また、有志を募り、作品の語る「物語」の登場人物や風景、音などを一緒につくるためのワークショップをもちたいと考えている。
もっと詳しく・・・>2013春期報道提供資料.pdf
2012年09月02日
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