小豆島町池田にある、東洋オリーブ株式会社。
現在、豊島に15ha、小豆島に13haのオリーブ農園を持つこのオリーブ会社は、
早い時期から採油機を持ち、小豆島のオリーブ加工技術をひっぱてきました。
どんな歴史をたどってこられたのでしょうか?
東洋オリーブ株式会社 管理部購買課長の 土居秀浩さんにお話を伺ってきました。
東洋オリーブ株式会社は昭和30年(1955年)創業。
57年続くこの会社の歩みについて、管理部購買課長・土居秀浩さんにお伺いしました!
会社設立の経緯を教えてください。
土居さん「もともとは大阪の造船会社だったんです。きっかけは、創業者の南 俊二さんが招待された洋上パーティー。獲れたての鰯をオリーブ油で唐揚げにして出されたものを食べたことなんです。」
当時ではオリーブ油で揚げた唐揚げなんて、とても珍しかったでしょうね。
土居さん「あまりの美味しさに、文字通り舌を巻いたそうです。オリーブに興味が湧いた南さんは、オリーブの歴史や効用を知り、オリーブの生産はわが国でも事業として成り立つと、確信を持ちました。」
瀬戸内海を選んだのは何故なのでしょう?
土居さん「南さんは予てより瀬戸内海の景観の保持と、周辺地域の経済発展に強い関心を持っていたんです。オリーブオイルの搾出、果実加工などが一貫して行える会社・工場を設立したいと考えた結果、豊島と小豆島にたどり着きました。」
設立からこれまでの歩みを教えてください。
土居さん「オリーブ栽培に成功した小豆島で、収穫されたオリーブの実は、香川県農業試験場で加工していたのですが、収穫量の増加に伴って、民間の工場が必要になってきて、私たちの会社がその要望を請け負いました。」
オリーブ加工の技術でこの島をひっぱってこられたんですね。
土居さん「創業当時から、『オリーブオイルの搾出』、『オリーブ果実の加工』が最大の業務目標です。採油機の導入は小豆島で一番早く、いろんなオリーブ農家の採油をしていましたし、機械を導入された会社が増えた今でも、要望があれば採油をしています。」
いろんなオリーブ会社のいろんな歴史と努力が積み重なって、小豆島の
エキストラバージンオイルが美味しいと評価されるまでに至ったんですね。
気になる商品のご紹介もお楽しみに〜♪
東洋オリーブ株式会社HP→http://www.tolea.jp
2012年09月14日
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