高松港からフェリー「めおん号」で約40分。
女木島と雌雄島を成す男木島という島があります。
お食事処・円でお腹を満たした後は、男木島灯台まで散歩してみてはいかがでしょう?
男木港から、徒歩で30分ほど北へ歩いていけば、男木島灯台があります。
この灯台は、内部のらせん階段まですべて御影石で造られていて、このような
総御影石造りの灯台は、全国で2基しかない、とても希少な灯台なのです。
明治28年(1895年)に造られたこの洋式灯台は、
昔と変わらない立派な姿のまま残っています。
映画『喜びも悲しみも幾年月』(1957年・木下惠介監督・高峰秀子、佐田啓二主演)
のロケ地としても有名になりました。
この灯台が完全に無人化になった昭和62年(1987年)まで、職員の官舎として使われていた建物は、今は灯台資料館となっています。館内では、全国の灯台のこと、灯台の仕組みや歴史、航路標識や男木島の歴史など、詳しく展示・説明されています。
船が海を安全に航海するための航路標識が、灯台です。
近年は技術の進歩によって、情報伝達の手段が電波の時代となり、
以前に比べて、現在も機能している灯台の数は少なくなりました。
今も現役で航路を照らし続ける、美しい男木島灯台。
大きな船がたくさん通る、瀬戸内海の航路を見つめる灯台の姿は、
まるで子どもの姿をあたたかく見守るお父さんのようです。
海運業によって発展してきた瀬戸内には、灯台は欠かせない存在だったんだなぁと、
灯台の役割の大きさに感動します。
男木島にお越しになったときはぜひ、寄ってみてくださいね!
・・・男木島灯台資料館情報・・・
【пz087-873-0051 【入館料】無料 【開館時間】9:00〜16:30
【開館日】3〜11月は日・祝日のみ開館 7.8月は無休 その他は予約で見学可能
2012年07月13日
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