高松港からフェリー「めおん号」で約20分。
瀬戸内海に浮かぶ女木島は、香川県では鬼ヶ島と親しまれています。
なぜ、鬼ヶ島といわれるのかというと、香川県に残る「桃太郎伝説」の
鬼たちが住んでいたといわれる、大きな洞窟があるからなのです。
自然にできた形ではなく、明らかに人の手によって作られたという洞窟。
なぜ作られたのかという謎は、いまだに解明されていません。
高松市内の郷土史家・橋本仙太郎さんによって発見され、昭和5年に
鬼ヶ島大洞窟として公開されて以降、この洞窟が全国に知られるようになります。
洞窟のある場所は、標高188mの鷲ヶ峰展望台のすぐ下です。
女木港からバスが出ているので、洞窟行きバスに乗って行くのが便利です♪
(運賃:大人300円・小人150円)
洞窟入り口横のベンチから、穏やかな瀬戸内海と高松市内を眺めることもできます。
今回、案内をしていただいたのは、女木コミュニティセンター長の、柳信三さんです。
この洞窟の構造は、古代中国の要塞に似ていて、玄関口から中ほどにかては防御しやすく、
中ほどから出口にかけては逃げやすい構造になっているそうです。
洞窟の中はまるで迷路のようで、「守りやすく攻めにくい構造」という話にも納得です。
ところどころには鬼のオブジェもあり、
本当に鬼が暮らしていたのではないかと思わされます。
2010年の瀬戸内国際芸術祭のときの作品も洞窟内に残されています。
お子さんだけでなく大人も楽しめますよ♪
そして、ひんやりとした洞窟は、夏の季節におすすめ!
「桃太郎」のお話を読み直していくと、より楽しめるかも!?
行ったことのない方は、ぜひ一度、行ってみてくださいね〜♪
≪鬼ヶ島大洞窟≫
【営業時間】 無休、8:30〜17:00
【料金】一般500円 小・中学生250円
2012年07月10日
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