6/26(火)午前10時より。三都公民館にて、
小豆島AIR2012春期招へい芸術家の吉野祥太郎さんによる
ワークショップ『小さな記憶を大切にとっておく方法』が開かれました。
(増田恵介さんWS・市橋由紀さんWS)
今回も蒲野老人会の方13名が参加されました。
前もって「持ってきてください」と言われていたのは、
浜辺で拾った小さな記憶(5×5cm以内のきれいな貝や石など)です。
ワークショップの内容は、貝殻や石を利用して、いろんなものを作ること。
自然が作った形を利用して、人間が使うものを作る。ということです。
例えば、石を土台に作ったペーパーウェイトや
貝殻を土台に作った箸置きなどです。
参考例は見せてくれましたが、作るものを指定することはなく、
吉野さんの指示は、「何でもいいので作ってください。」ということでした。
「何でもいいって言われるのが一番困るなぁ。」と、皆さん悩みながら貝殻や石を選びます。
でも実は、これこそが吉野さんの狙いなのです。
「僕たちアーティストって、他人からすると、コイツら何やっているんだろう。
って思うことが多いと思うんですよね。でも、今日皆さんにやってもらった、
『何もないところから自分で考えて、作る。』ということが、僕たちの根っこに
なっていて、それを少しでもわかってもらえたら。と思っています。」
最初は戸惑っていた皆さんも、やっていくうちに
どんどんイメージが湧いてきたようで、いくつも作品を作り上げていました。
バラをイメージして貝殻を組み合わせたり
貝の穴をうまく利用して、爪楊枝立てにしたり
まめこは、貝殻とシーグラスを使ったフォトフレームを作らせていただきました♪
自分たちで考えて作るという作業は、簡単そうに見えて、とても難しいこと。
でも、これこそが、アートを知る第一歩なのです。
ワークショップを終えたあとの皆さんの表情は、毎回とても素敵です。
小豆島AIR2012春期招へい芸術家による、蒲野老人会対象のワークショップは
今回で最後でしたが、どのワークショップも何かに気づかされる素敵な内容でした。
取材させていただき、ありがとうございました☆
2012年06月29日
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