映画の中で重要なシーンとして描かれた虫送り。

小豆島町中山という地区で
7月7日に行われる「虫送り」が
あのシーンと同じ虫送りなんです

「虫送り」とは・・・
農薬のなかった時代、家々で火手(ほて)とよばれる
松明を持ち、太鼓と鐘をならしお経を唱えあぜ道を回り
「五穀豊穣」「害虫駆除」を祈願して行われていました。
その名残が虫送りという伝統行事として残り、現在では肥土山と中山で
火をともした竹の筒を持った子どもたちがあぜ道を練り歩きます。

(写真提供:小豆島町商工観光課)
中山地区では火手の担い手である子どもたちが減って伝統が途絶えていましたが
映画「八日目の蝉」のロケが行われ、成島監督の要望で再現され
千枚田の間を練り歩く虫送りが復活しました。
中山の虫送りは「灯せ、灯せ」とかけ声をかけながら
二手に分かれた千枚田の畔道を下ります。

(写真提供:小豆島町商工観光課)
島外の方々の参加希望も多く、今年も当日
午後5時半から殿川ダム近くにある
ダム下公園で受け付けをします。
(小豆島町HP)
参加無料で約30名程を予定しています。
母性本能や人との関わり方
もっとも人が求める愛情などを
小豆島の美しい風景とともに描く
本当にすばらしい映画です。

(写真提供:小豆島町商工観光課)
虫送りで行列して歩くすぐ隣には、「名水・湯船の水」がとうとうと流れ
薄暗い中にもう一方の虫送りの火が見える様子は


小豆島町HPでもご紹介しています。

※肥土山・中山も見学、写真撮影は自由にできます。
山や田んぼ周辺ですので、足元には十分な準備をしてお出かけくださいね。