
棚田とかえるとおたまじゃくしの手作りの看板が目印。
かわいい看板に導かれてたどり着くと、
「こんにちは!」
癒し系の内藤美智代さんが笑顔で迎えてくれます。

2012年3月4日にオープンしたばかりの「中山パン工房」さんは予約制のパン屋さん

予約制と聞くと、高級なの??と、思いがちですが、1個80円〜と、とってもリーズナブルなお店なんですよ。
予約制にしたのは
「一人で手作りしているので、個数が作れなくて・・。せっかく、来てくれたお客さんに帰ってもらうのが申し訳ないので」
の、優しい気配りから

ほんっと美味しいので、すぐに売り切れちゃうのは納得ですよ。

「終の棲家」になる場所をずっと探していた内藤さんは偶然中山に来て、棚田の風景も湯船の水も何もかも気に入ってしまったそうです。
そして、すぐに家探し!
あれよあれよと家も決まり、仕事も決まって中山に住み始めたんだとか。

「地元の人に一番に食べてもらう、地元の人のためのパン屋になりたいんです。」
そう、おっしゃる内藤さんのところにはお話をしている間にもパンの予約の電話がたくさんかかってきます。
聞くともなく、耳に入ってくるのは
「10個ですね〜。息子さんが帰ってらっしゃるんですか〜」
「食パンは厚めの方が美味しいですよ」
という感じのほのぼのとした会話。

都会でシニア向けのパソコン教室の先生をしていた時にはなむけにもらった言葉
「私たちのような年寄りが集まれる場所にしてね」
それを目指しているそうです。
「パンを買わなくても、お話に来てほしい。」
そうなので、ぜひ足を運んでみてください。
地元のおばあちゃん達もよく、お散歩がてらにいらっしゃるそうです

開店して、まだ3か月ですが、すっかり中山に溶け込んだ愛されるお店になっているみたい。
ニーナも優しい笑顔と楽しいお話にすっかり、長い時間お邪魔してしまって。
ずっと、前から知っていたような不思議な心地よさのお店と内藤さんのとりこになってしまいました。

こちらが、一番人気の食パン1本380円。
ニーナ家では、食パンは争奪戦が繰り広げられます。
買ってきた次の日にはもうないこともしばしば・・・


毎月変わる日替わりパンやお店の場所の詳しい情報は中山パン工房さんのブログでチェックしてくださいね

現在は、パン教室(要予約)のみされているとのことです。