2012年05月31日

オリーブ牛・その1〜パイオニアとして〜(ニーナ)

香川県の新ブランド牛。オリーブ牛。
今年3月には、マカオの富裕層に向けて出荷されたと聞いて
どんな味なのか気になっている方も多いのではないでしょうか?

美味しくてヘルシーなオリーブ牛の生みの親。
土庄町で黒毛和牛の飼育をされている石井正樹さんにお話を伺ってきました!

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オリーブ牛とは、どんな牛なんですか?
「牛の餌にオリーブ飼料を100g程度、2か月以上与えた後出荷される讃岐牛のことで
脂がしっかりのっていてうまいんや。」
見た目は脂がのっていて、こってりしてそうやけど、食べたら違うで
その理由は餌に含まれる「オレイン酸」にあるそうです。
オレイン酸」がオリーブ牛のいろんな秘密を握っているとか??

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5年ほど前に特徴のある銘柄牛を作ろうと考えた時、石井さんはオレイン酸が牛のうま味を左右すると
知りました。
その時ひらめきピーン!と来たのが同じくオレイン酸をたっぷり含んだオリーブ。
オリーブオイル搾油後に産業廃棄物として捨てられていた果実なんです。
「同じオレイン酸を含んでいるなら、餌にすると肉が美味しくなるかもしれない」

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ところが、貰ってきたオリーブオイル搾油後の果実は油分や水分が多く、その上渋みが
あってそのままでは牛は食べてくれませんもうやだ〜(悲しい顔)

そこで、石井さんはまたピーンひらめきとひらめきました。
「渋柿も干し柿にすると甘くなる」それならオリーブも乾燥させてみよう!
と毎日片道30分もかかる製油工場に果実を貰いに行って、
来る日も来る日も天日干晴れしにしました。

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水分の多い果実を混ぜる作業は重労働で大変な苦労だったそうです。

ビニールハウスや海岸、軒下と干す場所変えてみたところ一番牛が食べてくれたのが海岸。
海からの風が、乾燥を手伝ってくれたのでしょうか?
石井さん事務所の後ろには瀬戸内海が広がっています。

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海風と太陽で乾燥させた果実は渋みが抜けていて、牛が喜んで食べてくれました。
カラメル風味と聞いて!私も食べてみました!・・・が。
やっぱり・・・・私にはちょっと苦かったふらふらです。

新しいブランドを作る苦労・そしてそれを認知してもらって広める苦労。
石井さんの笑顔のお話とはうらはらにとても、大変だったことが伝わって来て胸が痛くなりました。

一つ、一つの事すべてが挑戦。挑戦と失敗と成功の繰り返し。
たくさんの事を乗り越えて、オリーブ牛を世界に送り出した石井さんは、まさにオリーブ牛のパイオニアexclamation

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お話を聞いているうちに石井さんのまわりには笑顔の人が集まってくる人柄にも納得。
努力と工夫を重ねに重ねて、自分だけの為じゃなくみんなの笑顔の為にやり遂げる!
オリーブ牛の美味しさの秘密と一緒に、パワーと勇気をもらった取材でした!

私もがんばらなきゃーぴかぴか(新しい)


オリーブ牛の秘密A













posted by しまラジ! at 08:00| Comment(0) | ○グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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