2012年05月25日
棚田の水はり(ニーナ)
小豆島のほぼ中央、中山地区には標高400mほどの湯舟山と言う山があります。
小豆島霊場44番札所湯舟山がある山の中腹からは「湯船の水」が湧きだしています。
中山農村歌舞伎保存会会長・中山のボランティアガイドもなさっている矢田徹さんに中山を案内していただきました。
「湯船の水」は一日に400tも湧き出ていて、年間を通して枯れることなく、中山地区の山の斜面に広がった棚田に流れ込んでいます。
目の前、いっぱいに広がった棚田はなんと733枚。
そこから「千枚田」と呼ばれて親しまれているんですよ
ちょうど田植えが終わったこの季節は、棚田に水が張られていてとても美しい風景。
農林水産省指定「日本の棚田100選」に選ばれているのも納得です。
実はこの「湯船の水」南北朝時代の昔から枯れたことが一度もないという言い伝えがあるほど。
この辺りには、絶え間なく水の流れる音が響いていて、それだけでも癒されちゃいます
耳を澄ますと、ウグイスやカエルの鳴き声も聞こえてきて、ずっとここにいたくなっちゃう場所です。
小豆島は雨が少ない瀬戸内海式気候。
過去には水不足で断水が起きることもしばしばだった小豆島にとっては水に恵まれた土地なんです。
「湯船の水」は昭和60年3月28日に環境庁の「日本の名水百選」に指定、また平成4年6月26日に「さぬきの名水」に認定されているんですよ。
「湯船の水」と「千枚田」他にもまだまだ、見どころは満載。
これから矢田さんと一緒にその魅力をお伝えしますのでお楽しみに!
この記事へのコメント
コメントを書く