小豆島の東海岸に、塩屋さんがあります。
その名も、塩屋 浪花堂(なみはなどう)
塩のことを女房言葉で『波の花』ということから、この名前が付きました。
40年以上前までは、小豆島でも塩づくりは盛んでした。
塩の専売制の導入によって、いつしか小豆島から失われた塩作り。
昨年6月、島で唯一の塩屋となるこの浪花堂が開業しました。
塩を作っているのは蒲さんご夫妻。
敏樹さんと、和美さんです。
実は岐阜と京都からの移住者で、2.3年前から小豆島に住んでいます。
塩の製法には、揚浜式や入浜式など色いろありますが、
瀬戸内海の塩作りには、やはり、この海で昔から伝わっている
やり方が一番合うという、流下式製法という方法だそうです。
【塩作り工程】
@海水を細かい網目に通すことにより、塩分濃度をあげる。
A窯で水分を蒸発させる(24時間365日、火はつけたまま)
B2週間に1回(夏場は1週間に1回)、本炊きする。
C桶の中にいれたレンガで、にがりと水分を吸収させる。
D袋詰め(これは、奥様のお仕事です。)
『御塩(ごえん)』
塩にも旨みがあると、こんなに違うんだ。と感動するお味です。
100g520円・200g800円で販売しています。
購入できる場所は、『瀬戸よ志』や『かまとこ』など。
島内のいくつかのレストランでも使用されています。
塩作りは、作って、失敗して、作り直して、失敗して…の繰り返し。
大人の科学実験みたいで楽しいです!という蒲さんご夫妻。
たくさんの島の方の協力で、塩作りができていることへの感謝。
みんなに食べてもらって、おいしいと思ってもらいたい。
まずは、小豆島の人に認めてもらいたい。
いつか、小豆島には塩もあるぞって言ってもらいたい。
そんな想いをお話してくれました。
一人でも多くの方に御塩を食べていただいて、
「小豆島の塩はおいしい」と思っていただけますように…。
すっかり御塩と蒲さんご夫妻のファンになってしまった、まめこです★
そして早速瀬戸よ志へ行ってみると…
かわいく並んだ御塩たちが♪
御塩で作った塩ソフトクリームもおすすめです!
2012年04月28日
この記事へのコメント
コメントを書く