2012年03月28日

小豆島霊場八十八桜の会 (ニーナ)

小豆島を桜巡りの島にしたいと、1993年から高校の先生だった片本毅さんが始めた霊場の桜の植樹。
片本先生の遺志をつごうと佐藤晴光さんを中心に有志が霊場会とともに「小豆島霊場八十八桜の会」を設立したのが2001年です。
その「小豆島霊場八十八桜の会」が島の人たち、お遍路さんの目に触れる形にしようと、残った桜に今年の3月上旬から、
品種名などを紹介するプレートの設置を行いました。

001.jpg

プレートの写真は橋本薫さんが撮ったものでどれも、桜への愛情があふれていてとても優しい写真ばかりです。
桜の開花に合せて一つ一つ足を運んだそうですが、時期が早すぎたり、遅かったりと簡単ではなかったとか。

「小豆島霊場八十八桜の会」は植樹した桜の追跡調査や手入れをしながら、枯れてしまった桜の代わりを植えようと、
圃場をつくって挿し木の研究をしていたそうですが、高潮被害で苗が全滅したりしたなど、大変苦労をされたそうです。

来月4月5日には残った桜を巡る観察ツアーを初めて計画したところ、
50名の募集に60名が応募するほど人気で、こちらの募集は早々に締め切られました。
やっぱり、桜の人気は高い!のですね。

橋本さんにお好きな桜は?ぜひ見てほしい桜は?
と、お聞きすると、にこにこと
「全部かなぁ〜?」
と(笑)

DSC_0006.jpg

そこをあえて言うなら!、とお願いすると、
「第75番大聖寺の御所御車返し(ゴショミクルマガエシ)という品種は京都御所にあった桜。
後水尾天皇が通り過ぎてからまた見たくなって、御車を返してまた見たというくらいきれいで。風流な名前じゃないかな」

「それから、第70番長勝寺の衣通姫(ソトオリヒメ)。
桜の花に譬えられる美しい姫で允恭天皇に寵愛された姫の名前が付いた桜で。エドヒガン種・・・。それから・・・。」
それから、それからと、お話は流れるように続いていきます。

これからの桜の会は
「桜に肥料をやったり、枯れ枝を取り除いたりの手入れをしながら、できるだけ88か所の桜を復活させたい。
霊場の桜は咲く期間が長いので3月から次々と桜と霊場を巡ってみてほしい。」
そうです。
これから、毎年いく種類かずつの桜をツアーにして回れたらと、夢は続いていきます
小豆島を桜めぐりの島にしたいという、片本さんの思いはちゃんと、引き継がれていました。
posted by しまラジ! at 12:00| Comment(0) | ○小豆島霊場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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