今から数百年も前のお話。
小豆島の星ヶ城で激しい戦がありました。
城主佐々木信胤の兵は戦いに敗れ、散り散りに逃げ延びていきました。
そんな中、一人の武将が豊島へ落ち延びてきました。
武将はしきびの木陰に身を隠しました。
細川軍の追手を見つけたのです。追手の目をくらませたと思ったその時、
近くから、キジが鳴いて飛び立ちました。
武将は細川軍の追手に捕まってしまいました。
「しきび育つな キジ住むな」
が、その武将の最期の言葉だったそうです。
それ以来、豊島にはしきびの木もなく、キジがいなくなったとか。
そんな言い伝えが、自然に信じられてしまうような風景。
ニーナにとっての豊島は道のすぐそばに大きな木や苔むした階段があって、
道から一歩はみ出すと時間を飛び越えてしまいそうな不思議な島でした。
心惹かれる風景にあった時は自転車を降りて、じっと見つめてみてくださいね。
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2012年03月23日
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