ヤマロク醤油五代目の山本康夫さん。

全国で4000本程残る杉桶のうち小豆島には約1000本程、と約1/4が現役で活躍しています。
しかし、杉桶を作ったり修復したりできる職人さんが減り、今では大阪府堺市に一軒だけになってしまいました。
山本さんは、子どもや孫の世代に杉桶で作ったお醤油を受け継ぐために立ち上がり
堺市にある「藤井製桶所」上芝さんの元へ修行に行きました。

腕のいい大工さん2人(坂口さん、三宅さん)と共に堺市まで行き
修行時には、いい大人が厳しく職人さんに叱られ

全ての工程を行い3本の新桶を作り上げることができたそうです

行くまでには桶をしめる為の竹で編まれた「たが」を一生懸命練習していたそうです。

エピソードなどありますか?

山本さん(真ん中)
大工の中に混じり人生初めてかんなを手にしてアタフタしたりはしましたが
2日目の午後には形になってきたのでホッとしました。
坂口さん(右)
何が大変って?疲れたって?・・・
1日中かんなを持って木を削って、字が書けないくらい腕が疲れた〜
三宅さん(左)
ゼロからのスタートで本当に大丈夫か〜と不安だったけど
怒られながらも職人さんの力強いバックアップの元修行できました。
それぞれ全ての工程が大切で大変で、仕上がっても中に入れて使ってみないことには
仕上がりが分からないということもあって。
しっかり職人さんから技術を学び身につけようと頑張ってこられました。
醤の郷に新しい杉桶とともに、新しい歴史を作り出す若い力が登場ですね
