秋祭りで盛り上がった池田の亀山八幡宮の近くです。

江戸時代のあるとき、庄屋の平左衛門は江戸へ出て幕府に厳しくなった年貢を下げてくれるように訴えました。
願いは聞き届けられましたが、直訴した兵左衛門は捕らえられ、正徳2年3月11日、村内引き回しのうえ打首・獄門の刑になってしまいます。
その後、村の人たちは、祠を建て、兵左衛門の霊を「平称霊神」として祀りました。
また、物語はお芝居にされ、「金ヶ崎湊荒浪」(かねがさきみなとのあらなみ)という小豆島農村歌舞伎の演目の一つになっています。また中山で見られるといいですね!
この兵左衛門の墓は最初、陸の方を向いて建てられていたそうです。ですが、次の日村の人たちがお参りに行くと海の方を向いていました。何度、向きを変えてもやっぱり反対向きになってしまったそうです。

お墓側からみた景色。木の先には海があります。その海の先は高松・・・。
