真っ暗な夜明け前、境内は静まり返って、幻想的で厳かな空気に包まれています。

午前5時46分護摩供養が始まりました。


「すべての人が幸せでいられますように」
と、祈りを込めて、護摩木に名前を書きました。
お堂の中に、小林龍應さんの不動明王慈救咒と光明真言が響き渡って。
護摩火は天井に届きそうなくらい大きくなって、
ゆっくりとお堂の中は煙で満たされていきます。


17年前、フェリーの中から見た神戸の街の炎が忘れられません。
不動明王の炎が悲しいことを全部焼き尽くしてくれますように。

そして、これからも少しでも幸せな事が続きますように。

強く強く、祈ってきました。