
もう少しでクリスマスですね

歴史をひも解くと、実は小豆島はキリスト教とも関係が深いんです。
キリスト教の遺構が島のいろんなところで見ることができますが、今回はクリスマスらしいマリア観音をご紹介します!
マリア観音は、見た目は観音様なのですが、すぐにはわからないようなところに十字架が刻まれてマリア様を、島の人が隠れて拝んでいたというものです。
キリスト教が禁止になった時代に日本の各地でも見られたそうです。
置かれているのは小豆島町日方です。


お堂の中には子供を抱いた、マリア観音様。
ふっくらと慈愛に満ちたお顔をなさっています。
台座には魚が彫られていて、魚は「イクトス」(ラテン語で魚の意味)から暗にキリストを指しているといわれています。
不思議なほほえみをじっとみていたら、
「どこから来たん?」
すぐ近くに住んでいるという女性に声をかけられました。
「これは、この上に住んでいる人が偶然見つけたんや。台風で土砂崩れがあって、この川の中にあったんやって。流されて来たのに傷もないし。見つけられたんは、なんかのご縁やなあ。」
と、教えてくれました

優しいお顔のマリア観音様に一緒に手を合わせながら、たわいもないお話に花

偶然、近くの人に声をかけてもらったのも、マリア様のご縁かな。と、いう気がしました
