「宝生院」に近づくと遠目にこんもりとした森が見えます。
森と見間違ったその巨大な樹は・・・・
樹齢1500年以上と言われる
1本の樹です。
その木は「真柏(シンパク)」「ハクの木」と呼ばれ、地元の方々から親しまれ
大切にされています。
そう教えてくださったのは、文化財審議委員の山下さん。
「大正11年に天然記念物の指定を・・・昭和30年には特別天然記念物の指定を受けました。」
「応神天皇が植えられたと、言い伝えがありますから約1500歳です。」
「シンパクと言う木はもともと盆栽に使われる木なんです。だからこんなに大きく
巨大になることは世界でも珍しいと思いますよ。」
・・・盆栽!?

「明治時代に雷に打たれ、三本の幹に分かれたらしいのですが。」
・・・分かれた所まででも高さ1mもあるとか。
「それぞれの幹の太さが
北向きのものが、約7,3m
南向きのものが、約7,8m
西向きのものが、約6,2m あります。」

「シンパクから離れた民家の方から、敷地内の工事の際に
根っこが出た!と言うお話を聞いたこともあります。」
・・・いったいどんな大きさなんでしょう?
「とにかく見に来てください。
ここに来ると、悩みとか全てどうでもいいやって
思ってしまうんです。」
「とにかく見て欲しい。」
そう山下さんは笑顔で語ってくださいました。

優しい雰囲気をもっている「シンパク」会いに行ってクダサイ。